中高年の転職・再就職活動に限ったことではありませんが、新しい会社に入ろうと思ったら、必ず作成しなければいけないのが、履歴書です。
この履歴書の様式や書き方、そしてどうやって送っていいか等、あなたも一度くらい迷った経験があるのではありませんか?
多くの場合、採用担当者とのファーストコンタクトこそが履歴書になります。
面接はよく第一印象で決まると言われますが、中高年の転職・再就職の書類選考も同様で、第一印象で決まる場合もたくさんあります。
面接は第一印象が大切であるとお伝えしている【中高年】デブは再就職・転職に絶対不利!面接前に不利を有利に変える、という記事もどうぞご覧ください。
今回は、履歴書を手にした瞬間に転職・再就職が失敗しないための3つのポイントについて書いていきます。
目次
中高年が転職・再就職で失敗しない履歴書に関する知識
失敗しない履歴書について抑えて欲しいポイントが3つあります。
①様式選び
②書き方
③発送方法
①の様式についてですが、履歴書は書店や文具店で市販されていたり、ネットで簡単にダウンロードできたりしますが、自分にあった書式を選ぶことがポイントです。
言い方を変えると、自分の書きたくない項目がある履歴書を選ばないといくことです。
②の書き方は基本的なことですが、PCで書いたものが良いのか、または手書きが良いのか等々、書き方にも失敗しないルールが存在しますので、そのあたりをお伝えしていきます。
③の発送方法は、せっかく良い内容の履歴書になったとしても、最後の発送方法によっては、転職・再就職が失敗してしまうという致命傷にもなりかねません。
この記事を読んでもらえれば、履歴書の書式選び、書き方、発送方法を理解していただくことができ、失敗しない転職・再就職活動にお役立ていただけるものと信じています。
中高年の転職・再就職活動では履歴書を一瞬しか見られない場合もある
先ほど中高年の転職・再就職の書類選考は面接同様、第一印象で決まる場合もたくさんありますとお伝えしました。
私は約15年間、人事採用担当者として、1000人以上の書類選考をした経験を持っています。
今こうして、40代・50代中高年の転職・再就職を支援する立場にいますが、採用担当者当時は、応募者に対してなんて酷いことをしてきたのかと、反省することがあります。
どういう酷いことをしたのかというと、郵送されてきた応募書類を開封し、まず見るのは履歴書ですが、履歴書に書かれてある年齢を見ただけで、そのすぐ下に書かれてある学歴や職歴すら見ることなく、書類選考を終えていました。
採用計画において年齢設定をしてある募集案件だけですが、応募者の方が一生懸命書かれた応募書類の年齢しか見ないなんて、今思うとちょっと残酷過ぎですね。
私は履歴書の年齢だけを一瞬見て、書類選考でNGにしていたこともありますが、貼付の写真を見てビジュアルだけで判断する担当者や職歴欄の転職回数だけで判断する採用担当者も存在します。
履歴書も面接同様、第一印象で書類選考の合否が決まるという意味がお分かりいただけたのではないでしょうか。
中高年 転職・再就職で失敗しない履歴書の3つのポイント
それでは、中高年の転職・再就職で失敗しない履歴書の3つのポイントを一つずつお伝えしていきます。
履歴書の様式の選び方
私が最初に転職活動を行った今から20年程前は、市販された履歴書を買ってきて、間違いなく手書きしていました。
もちろん今でも履歴書は市販されていますが、いつの頃からか、履歴書はネットからダウンロードして使用するというのが主流に変わっています。
市販の履歴書しか選択肢がなかった20年前は、あまり様式など気にせず、適当に様式を選んで買っていたと記憶しています。
ところが、この履歴書の様式選びも、失敗しない転職・再就職の大切なポイントです。
下記の履歴書①をご覧ください。
(履歴書①)
一般的な様式の履歴書ですよね。
サイズはB4で、向かって左側は氏名・住所・連絡先・学歴・職歴の記入欄で、どの履歴書もほぼ同じです。
ただ右側は、資格・免許欄までは共通ですが、それ以降はメーカー、作成者によって様式がまちまちです。
履歴書は右側の様式を見て選択しましょう
履歴書の様式は決まっておらず、どんな様式で応募しても問題ありません。
なので、右側の記述欄は、上記に貼付した履歴書①のように、志望動機・特技・好きな学科・アピールポイントが一つの欄にまとまっている履歴書を使っても、下記貼付の履歴書②のように、志望動機・自己PR・特技・長所短所・趣味がそれぞれ独立した様式のものもあります。
(履歴書②)
私の経験から、特技や趣味が面接の合否に影響を与えるといことは聞いたことがありません。
であれば、空欄のまま応募するのは気が引けるので、この様式は使わない方が良いということになります。
応募する会社の募集要項に関連する趣味や特技があれば、履歴書②を使うこともありかもしれませんが、私はこの様式を使う意図がよくわかりません。
無理やり考えた趣味や特技を書いて、突っ込まれて回答できずに墓穴を掘るより、中高年が転職・再就職活動に使用する履歴書はシンプルに履歴書①のような志望動機だけを書けばOKな様式を選択した方が良いと思います。
趣味の欄に、無難に「読書」と書いて、「最近読んだ本は何ですか?」なんて質問されて、答えられないと中高年の面接では致命傷になってしまいますので、ご注意ください。
履歴書の書き方
まず履歴書の作成は、PCで作成しても良いのでしょうか、または手書きの方が好まれるのでしょうか。
あなたはどう思われますか?
履歴書作成はPC? 手書き?
書類選考する採用担当者も人間で、色々なタイプがいて、好みも人それぞれです。
なので、一概には言えませんが、PCで作成しても何ら問題ありませんし、むしろ手書きで書いた履歴書は読みにくいと嫌がる採用担当者もいるくらいです。
私は企業から様式を指定された場合を除き、履歴書はPCで作成することをおすすめしています。
ただし、フォントの種類や大きさ、行間や改行等のルールは、必ず統一しておいてください。
仕事が雑だと判断され、書類選考でNGとなってしまうかもしれません。
手書きで一生懸命書いて、最後の最後で間違えたり、印鑑の朱肉が関係ないところに付いて
しまったりするとショックが大きいですから、PCが使える環境があれば、履歴書はPCで作成した方が良いと思います。
その他履歴書の書き方の注意事項
誤字脱字はもっての他で、絶対にあってはいけませんが、その他に履歴書の書き方の注意点をまとめておきます。
貼付する顔写真
顔写真はモノクロでもカラーでもどちらでも良いです。
ただし、気を付けてほしいのは、自撮りの写真だけはNGです。
できれば、写真屋さんで撮ってもらった写真を貼付することをおすすめします。
またPCで作成した履歴書に写真を貼付した状態で印刷する中高年もたまにいましたが、OA紙に印刷すると画像が鮮明ではなくなるということもありますが、やはり写真は糊付けして貼付した方が、採用担当者からの印象は良いと思います。
履歴書のPC作成は認知されてきましたが、写真は後で貼付するという慣習はまだ残っているという感じがします。
資格・免許欄
取得済みの資格や免許を時系列で書くことは当然の事ですが、取得に向けて勉強中、学校に通っていることもどんどん書いていきましょう。
先ほど貼付した履歴書①②にも取得済みの資格・免許とは書かれてありません。
特にブランク期間の長くなっている中高年にとっては、取得に向けて頑張っているというアピールは重要です。
ただし、応募する仕事に直接関係なくても構いませんが、少なくともビジネス関連の資格や免許に限定しておいた方が良いです。
総務職で応募する履歴書の資格欄に「ダイエットインストラクター 資格取得に向け講座を受講中」と書いたら、「???」となってしまいます。
資格・免許欄の使い方について【中高年】自信を高めて再就職・転職を有利にする特選の資格。でもお伝えしています。是非読んでください。
【中高年】自信を高めて再就職・転職を有利にする特選の資格 | 中高年が失業から再就職 | 転職を大成功させて幸せを掴むブログ
志望動機
人材紹介会社から紹介を受けた場合、応募する都度に履歴書を書く必要はありませんが、個人応募の場合は、応募するごとに履歴書と職務経歴書をセットにして応募します。
なので、人材紹介会社での応募は、職務経歴書に志望動機を書きますが、個人応募の場合、履歴書に志望動機欄がありますので、あえて職務経歴書にも同じことを書く必要はありません。
本人希望記入欄
本人希望記入欄は、給与・職種・勤務地・勤務時間の希望があれば、記入する欄になります。
何もなければブランクではなく「特にありません」「特にございません」と書きましょう。
給与は希望額があるのは当然ですが、書類選考でNGになる可能性もあるため、ここに記載するのは避けましょう。
希望年収の欄が独立してある場合は、ブランクではなく「御社規定に従います」と書いてください。
でも、親の介護をしなくてはいけないなどの特別な事情がある場合は、入社してから「話が違う」ということにならないように、予め申告することをおすすめします。
履歴書の発送方法
ここまで履歴書の作成は完璧にできました。
さぁ、あとは応募書類を発送するだけです。
この最後の最後の最後で、重大なミスをしてしまう中高年も結構たくさんいます。
履歴書のサイズはB4、またはA3ですが、これを真ん中から2つ折りにして、クリアファイルに入れて発送すれば問題ないのですが、なかには3つ折り4つ折りにして定形封筒にいれて、投函してしまう方もいます。
受け取る側からすると、どんなに好人材からの内容の良い履歴書であっても、余計な折り目がついていることにより、相手が読みにくいであろうという気配りができない人と判断され大きなマイナス評価になります。
履歴書は2つ折りにして職務経歴書と一緒にクリアファイルにいれて、定形外の封筒に封入して発送するようにしましょう。
まとめ
転職・再就職で失敗しない履歴書の3つのポイントは次の通り通りです。
①様式選び
②書き方
③発送方法
基本的なことですが、封筒に入れる前にしっかりと見直しをして、誤字脱字のない履歴書を完成させることがもっとも大切なことだと思います。
そして、第一印象で落とされないような対策も必要です。
年齢や職歴はもう変えることはできないので、貼付する写真は、髪型やネクタイ等をビシッと決めて、写真屋さんで撮影したものを使い、できる範囲で少しでも自分をプラスに見せる対策を講じることも忘れずに行ってください。
おすすめ転職求人サイト
★★リクナビNEXTが選ばれる理由★★
■リクナビNEXTだけの限定求人が約85%:転職者の約8割が利用
<こんな人にオススメ>
・どの転職サイトを使うか迷っている
・すでに転職活動を進めている
・転職を考えているが、何から始めたら良いかわからない
・初めての転職で、どのように始めるのがベーシックなのかわからない
■スカウト登録で企業や転職エージェントから直接オファーが届く!
職務経歴や希望条件を登録しておくだけで、企業側からのアプローチを受けることが可能。
今は未だ転職意向が低いユーザー様にとっても、自分の可能性を広げる機会として活用。
<こんな人にオススメ>
・自分のスキルを活かせる職場に行きたい
・良い企業からアプローチがあれば転職を考えてもいい
・いろいろな仕事を知って視野を広げたい
■グッドポイント診断で自分の強みを分析!
人にはそれぞれ強みがありますが、自分では客観的に把握しづらいもの。
会員登録することで受診できるグッドポイント診断は、リクルートキャリアが持つ独自のノウハウを活かして開発した本格診断サービス。
診断に答えることで強みが見え、診断結果は自己分析にも活用できる。
<こんな人にオススメ>
・自分の強みがうまく語れない
・転職意向はないが、診断には興味がある
・日頃の仕事の中で自信が持てなくなってきている
↓ リクナビネクストのWEBサイトをチェックする ↓
公式サイト:MIIDAS
《200万人の年収データから、あなたの市場価値を見出します!》
・転職別、年齢別、学歴別の年収データ(200万人以上)の年収データを全て公開
・あなたが比較したい人(属性)と自分の年収を比較できる
《7万人の転職実績データから、あなたの本当の市場価値を見出します! 》
・自分と同じようなキャリアを持つ人材が、どんな仕事に、どれくらいの年収で転職しているのかを知ることができる
・2000以上の求人の中から、あなたを求めている求人だけがわかる
《あなたの本当の価値を確実に企業に伝えます! 》
・職務経歴書、履歴書の作成、カウンセリング等一切不要
・MIIDASは、求人企業にあなたの価値(キャリア)をあなたにかわって継続的に売り込み
↓ MIIDASのWEBサイトをチェックする ↓
おすすめ 中高年就職支援センター
都内で働くことを希望する 30~54歳の就職・転職を全て無料サポート
【実際に利用して良いと思ったポイント】
1.心から寄添ってくれる専任のキャリア・コンサルタントがサポート
2.合同面接会などのイベントが毎日開催! 仲間との交流・情報交換のチャンス
3.運営は東京都という安心感。施設もきれいで静か
4.独自の非公開求人案件が多数!
↓ 東京しごとセンターのWEBサイトをチェックする ↓
【30分間無料相談について】
次のような事でお悩みではありませんか。
✓面接方法やキャリアシートの書き方のアドバイスが欲しい
✓退職する事が決まっているけど、何から始めて良いか分からない
✓今の会社はもう限界、でも家族の事を考えると辞められない
✓将来が不安、キャリアプランの見直しがしたい
✓自分は何がやりたいのか、何に向いているのか分からない
家族や知人、会社の同僚にもご相談できないお悩みをお伺いします。
「あなたの適性、能力、経験を深く掘り下げて、最適な解決策をご提案します」
=========================================================
無料相談 5つのお約束
・守秘義務を遵守徹底しています。ご相談者様から伺った内容の漏洩は絶対にしません
・ご相談後、必ずしも有料相談の依頼をする必要はありません
・こちらから有料相談の契約を提案することはしていません
・無料相談は、お話しを伺うことと解決策を提示するだけです
・無料相談は、画像なしの音声のみで行います。
=========================================================
相談はSkype、またはスカイフォン(スマホアプリ)の音声のみで行います。もちろん匿名で、カメラなしで実施いたします。
◆Skype のインストール方法
◆スカイフォンのダウンロード←超!簡単設定
※Skype、スカイフォンともに無料でご利用いただけます