あなたは、面接の後のお礼状って出してますか?
仕事探し・再就職活動中の中高年が、面接試験が済んだ後、面接をしてくれた採用担当者に必ずお礼状を出さなければいけないものなのでしょうか?
「正直、めんどくさいから1回も出したことない」
「もしかすると逆効果になるかもしれないので、お礼状を出すのは控えていた」
面接の後のお礼状を出すか出さないかについても、人それぞれ色々な考え方があるようです。
はたして、この面接の後のお礼状は、面接の合否に関係があるのでしょうか、気になりませんか?
「もしかすると、この間の面接で落とされたのは、お礼状を出さなかったから?」
今回は、これまでに300名以上の面接を行ってきて、数々のお礼状を受け取ってきた元人事採用担当者が、お礼状の上手な使い方について書いていきます。
目次
再就職面接の後のお礼状の必要性
これからお伝えすることを読んでもらえれば、面接の後のお礼状というツールをより効果的に使ってもらうことができます。
効果的ではない場面ではお礼状を出す必要性はまったくないので、お礼状を書いて出す手間が省けるというわけです。
お礼状が絶大な効果を発揮するタイミングというものがあります。
そのタイミングにドンピシャとハマった時、面接の後に出すお礼状は絶大な効果を発揮するのです。
そのタイミングとは・・・
再就職面接が終わった後の最後の一押し
それは、最終面接で、ほぼ内定が決まりかけている時の最後の一押しが必要な時です。
どういう状況なのかを説明しますね。
あなたの最終面接が終了しました。
採用担当者は、中高年のあなたの実績と経験を高く評価。
あなたには致命的な欠点もないことから、ほぼ内定を出しても良いレベルであると判断しました。
しかし、採用担当者は、何かすっきりしません。
「よし、内定を出そう」
と、すんなりいきませんでした。
それはなぜかというと、あなたが面接をした一人目の候補者であったからです。
採用担当者は、よほど優秀で自分の好みのタイプでない限り、一人の面接で内定通知を出すことはしません。
(念のため言っておきますが、異性に対して使う「好みのタイプ」ではなく、採用担当者としての「好きな人材のタイプ」という意味です)
採用担当者は、複数の候補者の面接を行った上で、採用者を選んで決めたいというのが本音です。
「この後にもっと良い人材からの応募があるのではないか」
という欲が出ます。
さっき異性に対して使う「好みのタイプ」ではないということを書きましたが、採用過程も男女交際の過程に似ているところがあります。
彼女らしき人ができると、余裕が生まれて俺にはもっときれいな彼女ができるのではないかという欲が出ますよね。
採用過程も同じで、一人良い候補者を確保できると、この後もっと良い人材からの応募があり、採用することができるのではないかという欲が出てきてしまうのです。
というわけで、採用担当者は、他の候補者と比較して採用者を選んで決めたいと思っているのに、別の候補者の最終面接の予定が入っていないため、あなたに内定を出すことをためらっていたわけです。
ここで、お礼状の出番となります。
しっかりした文面で、お礼と「もし内定をもらえたら、御社に入社します」という誓いの言葉が書かれたお礼状を見た採用担当者は、あなたを採用することを決断します。
「ここまで、うちの会社に入りたいと思ってくれているんだ、内定を出そう」
と、お礼状が最後の一押しとなり、あなたは内定を勝ち取ることができたのです。
あなたの面接を成功に導くノウハウを書いた【中高年 転職・再就職】面接を成功させる7つの法則~前編~と【中高年 転職・再就職】面接を成功させる7つの法則~後編~です。
ぜひ読んでください。
【中高年 転職・再就職】面接を成功させる7つの法則~前編~
【中高年 転職・再就職】面接を成功させる7つの法則~後編~
中高年は、面接後に出すお礼状の紳士協定は守りましょう
私が採用担当者だった頃にも、何通ものお礼状をもらいました。
実は、このお礼状というのは、自主的に候補者が送ってくるというよりも、転職エージェントのアドバイザーが書かせているケースが当時は圧倒的に多かったです。
転職エージェントの営業が、私から選考状況を聞き出します。
先ほどのケースみたいに評価は高いけど、もう少し別の候補者と面接をしたいという状況や、競合の転職エージェントが紹介した候補者とどちらに内定を出すか迷っているという状況であった場合、その情報は営業からキャリア・アドバイザーに報告されます。
その情報をもとにキャリア・アドバイザーは、候補者に最後の一押しのため、お礼状の作成を依頼するというわけです。
転職エージェントの営業から聞いた話ですが、キャリア・アドバイザーは、候補者に100%入社するという意思を確認した上で、お礼状を書かせるそうです。
ところが、一度だけですが、お礼状をもらった候補者に内定を出しましたが、その内定を辞退された経験があります。
私としては、さほど大きな問題とは思っていなかったのですが、転職エージェント側の方が、大変申し訳ないことをしたとばかりに、上司の方とお詫びに来られたという記憶があります。
『お礼状=入社の誓約書』
お礼状を出すということは、必ずその会社に入社するという紳士協定みたいなものが存在するんです、という話も営業がしてくれました。
なので、お礼状は、確実に入社をする意思のある会社に出すようにしましょうね。
40代、50代の中高年とはいえ、最近は面接を連絡もせずにキャンセルするという非常識な人が増えているということを書いた【中高年】ほんとにこれで良いの?40代 50代の再就職活動、という記事です。
どうぞ読んでください。
【中高年】ほんとにこれで良いの?40代 50代の再就職活動の今
面接のお礼状が必要ない時
またしても私が採用をしていた時の話です。
転職エージェントからの指示ではなく、自主的に一次面接が終わった後にお礼状を送ってくる中高年もたくさんいました。
はっきり言いますが、一次面接が終わった後のお礼状は何の意味もありません。
一次面接を通過するために、最後の一押しの大事なツールとなるお礼状は使わないでください。
時間と労力と切手代の無駄になるだけです。
面接の後のお礼状はどうやって書けば良いの
書式は、はがきでも封書でも、どちらでも大丈夫です。
大事なのは、あなたの気持ちが伝わる内容であること、そして入社したいという意思が書かれてあることです。
注意点を以下の例文を使って説明します。
【お礼状 例文】
〇〇〇〇〇株式会社 総務部人事課 山田 太郎様※1
拝啓
貴社には益々ご清祥のこと、お慶び申し上げます。
本日はお忙しい中お時間を割いていただき、誠にありがとうございました。※2
貴社の事業方針や5か年の営業戦略をお伺いし、入社したいという気持ちがますます強くなりました。※3
特に医療事業を新規事業の柱とする営業戦略※4においては、前職で新規事業を立ち上げ、2年で軌道に乗せた実績と経験が貴社においても必ずやお役に立てると確信いたしました。
是非とも貴社にて私の力を存分に発揮させていただく機会を頂戴できれば幸甚に存じます。
面接の結果を数日内でご連絡いただけるとのこと、良い結果をいただけることを祈りながら、ご連絡をお待ちしております。良い結果をいただくことができましたなら、是非とも貴社にお世話になる所存です。※5
末筆ながら、貴社の益々のご繁栄をお祈り申し上げます。
敬具
東京都渋谷区渋谷東1-1
佐藤 博士
携帯:070-1111-2222
《ポイント》
※1
できる限り面接官のフルネームを書きましょう。
自分の部署、名前をしっかりと覚えてくれているという感じて好印象。
※2
お礼状なので、当然ですが、面接してくれたお礼文を書いてください。
※3
あなたにお会いしたことにより、入社したい気持ちが強くなったことを述べる。
※4
このお礼状は、使い回しではないことをアピールするため、面接時に聞いた情報も書きましょう。
※5
そして、内定をもらえたら、入社しますという誓いの言葉を書いてください。
尚、あくまでもお礼状なので、アピールはしないようにしましょう。
逆効果になる可能性があります。
まとめ
お礼状を書いたからと言って、不採用が採用になるものではないですし、お礼状は必ず出さないと失礼というものでもありません。
お礼状は、最終面接後に、採用担当者があなたの内定を躊躇しているタイミングに出すことで、初めて効果を発揮します。
一次面接が終わった後や、あなたが内定候補に残っていない状況で出しても何ら意味がありません。
転職エージェントからの指示で、お礼状を出すことができればベストですが、自己応募で転職エージェントからの情報がない場合は、最終面接後の手ごたえでお礼状を出すか出さないかの判断をしても良いと思います。
お礼状は、最終面接で手ごたえがあり、絶対に入社したいという会社に送る、切り札的ツールなのです。
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