リストラで早期退職し、再就職活動を開始してから半年が経過しても再就職先が決まらない40代・50代の中高年は、無職であるという現状に不安と焦りを感じてきているのではないですか?

 

「大手企業に勤めていたという信頼度だけで再就職できると思っていたのに・・・」

 

「ここまで条件を落とさないと再就職できないとは思わなかった」

 

「リストラされたことよりも無職という状況が辛い、早くこの状態から脱出したい」

 

リストラされた40代・50代中高年のあなたには、リストラされたショックから立ち直れても、次に再就職活動という試練が待ち受けていました。

 

これまで社会の第一線で頑張ってきたあなたにとって、中高年にして無職という屈辱的な肩書を背負わされていることで、精神的にかなり追い込まれているのではありませんか?

 

今回は、私の相談者のリストラ退職した無職の中高年が、企業への再就職をあきらめて、独立を決意するに至った話について書いていきます。

(本人と特定できる内容を書かなければ記事にしてもOKという了解をいただきました)

 

同じ無職という状況におかれている40代・50代の中高年に、是非参考にしてもらいたいと思います。

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リストラ退職して半年経っても無職から抜け出せない中高年 

中高年が失業から再就職 | 転職を大成功させて幸せを掴むブログ

相談者の簡単なプロフィールを説明します。

相談者のお名前:小林さん(仮名)

年齢:50歳

家族構成:奥さん・高校生2年生と中学生1年生のお子さん二人

前職:中小のIT関連企業の営業課長(勤続20年)

転職歴:1回

退職時期:2017年2月

 

小林さんから無料相談の申込みがあったのは、今から約3か月前のことでした。

 

「再就職活動が思うように行かない、ほんとうに再就職できるのか自信がなくなり、どうすれば良いのか分からなくなってきた」

 

「このまま企業に再就職することが、自分にとって良いことなのかどうか、迷っているので、相談にのってもらえないだろうか」

 

無料相談での具体的な内容は次のような感じでした。

「あと15年も働く会社が、これでほんとうに良いのだろうか?」

 

私の相談者で「自信がなくなった」「将来が不安」と話す40代・50代中高年が実に多いです。

 

あなたもきっと、同じ気持ちになった経験が一度や二度は、あるのではないですか?

 

【中高年 再就職】の失業は孤独と不安との戦いですに、私が経験した無職失業時代に日々不安と戦っていたことを書いています。

きっと共感してもらえる記事なので、是非読んでください。

【40代・50代 中高年】の失業は孤独と不安との戦いです | 中高年が失業から再就職 | 転職を大成功させて幸せを掴むブログ
失業中の40代・50代中高年の方へ 世間から取り残されているような孤独感はありませんか? もしかすると、このまま再就職先が決まらなかったらどうしよう、という恐怖とも言える不安と戦っているのではありませんか? 今回は、失業中の40代・50代中高年は、孤独と不安と戦っているというテーマ私の体験談も交えて書いていきます。 そして、不安や孤独の解消方法もご紹介します。 どうぞ、最後まで読んで下さいね。 失業期間中の40代・50代中高年には経済的な不安が襲いかかる 再就職活動、失業中の40代・50代中高年に、経済的な不安が、容赦なく次々と襲いかかってきます。 家計の中で大きなウェイトを占める ・住宅ローン ・教育費 ・生命保険料 会社員の時には給与天引きされていた ・厚生年金 ・健康保険 ・住民税 再就職活動中、失業期間中の収入が断たれた状態でも、これら経費の支払いは、必ず毎月訪れてきます。 失業中の40代・50代の中高年だからといって、これら経費のほとんどの支払いは免除してもらうことはできません。 毎月決まった日に、銀行口座から大金が引き落とされていきます。 私は、2013年に15年間勤めた会社を解雇されました。 会社を守りたいという一心から、自分の信念を貫き、社長に反旗を翻した結果、クビになってしまったのです。 超悲惨で無様な解雇劇の詳しい経緯はプロフィールに書いてあります。よければ読んでください。 私が解雇されて失業した当時の年齢は43歳です。 40代半ばの中高年とはいえ、2人の子供はまだ小学校低学年でした。 このまま再就職先が決まらないで無職で失業状態が続いたら、我が家はどうなってしまうのだろう・・・ ・アルバイトで食いつなぐ ・家内もフルタイムでパート ・保険の解約 ・マイホームを手放す ・親と同居 ・子供の転校 ・全ての習い事の解約 ・子供のいじめ ・世間からどう見られるのか 次々に色々な不安が押し寄せて、日々、恐怖とも言える不安と戦っていました。

リストラされてからスグに再就職活動をはじめた小林さんでしたが、大幅に生活レベルを落とすことを嫌い、年収が現状維持の求人を中心に活動をされていました。

 

一般的な平均年収を大きく上回った年収を希望していたため、3か月間は面接にすらたどり着けなかったそうです。

 

さすがに現実を受け止めないと無職生活が続くと思い、希望年収を最大で約3割ダウンさせて再就職活動を再開させたところ、応募できる求人の枠が広がったこともあり、書類選考の通過率があがり、2週に一度くらいのペースで面接を受けられるようになっていきました。

 

ところが、3か月間無職の生活が続いた焦りから、「とにかく働きたい」という気持ちが先行し、年収の希望条件をダウンさせたほかにも業種や職種の枠を広げ、さらには勤務地や休日の希望条件も変更したそうです。

 

気持ちは、痛いほどよくわかりますが、希望条件の枠を広げることは、再就職できる可能性が高くなる一方、ミスマッチになりやすく、再就職がうまく行かない要因となり、とてもリスクをはらんでいます。

 

そのことを小林さんに伝えると、

 

「その通りです。あと15年も働くのに、自分の希望しない条件ばかりの会社で、これでほんとうに良いのだろうか?と悩んでいます」

中高年の再就職では、希望条件のブレは禁物 

私の失業時期間もそうでした。

 

無職になって1か月目から、どこでも良いから早く働きたいと強く思うようになり、希望条件がブレてしまったために、ブラック企業に入社して、3か月で退職することになってしまいました。

 

その時の心境をプロフィールでお伝えしています。

プロフィール | 中高年が失業から再就職 | 転職を大成功させて幸せを掴むブログ
「それは・・・詐欺師まがいの輩に毒された社長への謀反からはじまりました」 部長の座から突然の解雇通告。 再就職先は超絶!ブラック企業。 自分の信念を貫いたことで、家族を路頭に迷わす結果になるも、 失意のどん底から這い上がったキャリア・コンサルタントの軌跡。 プロフィール概略 【HN】コンチバ 【性別】男 【年齢】40代後半 【職業】会社員 【家族】妻・中学生と小学生の子供が二人 【出身地・現住所】千葉県 【趣味】◆読書 好きな作家: ・荻原 浩 ・奥田 英朗 ・池井戸 潤 ・東野 圭吾 ◆ゴルフ(ベストスコア:99 好きなゴルフコース:きみさらづゴルフリンクス) ◆ジョギング・散歩 【音楽】長渕 剛 特に好きな曲:STAY DREAM/Myself/SUPER STAR/CLOSE YOUR EYES/少し気になったBreakfast 【資格】国家資格 キャリア・コンサルタント・産業カウンセラー 《プロフィール詳細はこちらをどうぞ》 【社長に対し、すべての儲け話からの「完全撤退」を要求。その結果・・・】 当時の勤務先の社長はもともと株式や先物、FXといった投資が大好きな人でした。 それが、いつからか詐欺まがいの儲け話を持ってくる複数の怪しい人物と付き合うようになり、その儲け話に乗り、多額な損失を出すようになっていったのです。 わずか1年あまりの短期間での損失額は本業の年商を大きく上回るようになっていました。 儲け話を持ってくる詐欺師のような怪しい人物に騙され、損失額が大きくなるにつれて資金繰りが苦しくなっていきます。

私のカウンセリングを受けてもらった以上、私と同じ失敗はしてもらいたくありません。

 

小林さんには、再就職する会社の希望条件にブレが生じているため、まだしていないということなので、キャリアの棚卸しをおすすめして、希望条件を整理することに加え、自分の「譲れない仕事に対する価値観」と「個人として譲れない価値観」も整理することを提案し、カウンセリングを終了しました。







リストラされて無職から独立を決めた理由とは・・・

無料相談を終えてから約1か月して、こちらから状況確認のためメールをしたところ、

 

希望条件の整理と価値観の洗い出しが終わったところなので、そろそろ私に相談を依頼する予定だったとのことでした。

 

その数日後に小林さんとの2回目のカウンセリングを行いましたが、1回目と違って心なしか声が明るく感じました。

 

もしかすると、再就職先が決まりそうなのかな・・・とも思いましたが、そうではなかったようです。

 

声が明るかった理由は、企業への再就職をあきらめて、独立する決意をしたためでした。

 

そして独立を決めた理由は、

 

「この先あと15年、もう自分にうそをついてまで働きたくない。どうせ働くなら、気持ちよく働きたい」

 

と、この1か月で、心からそう思えるようになったからだそうです。

「キャリアの棚卸し」で自分を見つめ直すことができる 

小林さんは前職で、片道1時間40分かけて通勤していました。

 

希望条件を改めて整理している時、勤務地や通勤時間の優先順位が驚くほど高いことに気づいたそうです。

 

片道30分圏内、さらに残業もしたくないし、土日祝日は休みたいとも。

 

そして、決定打となったのは、自分の価値観がはっきりしたことでした。

 

昇進や肩書なんかより、譲れない価値観として家族や時間、そして自由というキーワードの重要度が高いことに初めて気づかされました。

 

小林さんは、この結果を見て、

 

「もう企業に再就職したくない、独立して、この先ずっと気持ちよく働きたい!」

 

という気持ちになったそうです。

 

私は、小林さんに再就職先の希望条件を整理することを目的に、キャリアの棚卸しをおすすめしました。

 

でも、自分の価値観を見直す作業において、ほんとうの自分の価値観を知ることができ、

 

辛い無職生活を続けていくことへの焦りや不安も相まって、企業への再就職をあきらめ、独立することを決意しました。

 

40代・50代の中高年が、キャリアの棚卸しをする一番の目的は、自分を見つめ直すことです。

 

もちろん独立して、成功するかどうかは、本人の努力次第ですが、自分を見つめ直すことにより、小林さんが最適だと思う道へ進むサポートができたことに、キャリア・コンサルタントとして、とても嬉しく思いました。

 

ちなみに、現在小林さんは、ITの知識とスキルを活かした仕事を代理店という形態でスタートしています。

まとめ

今回は、私の相談者であるリストラされた無職の中高年 小林さんが、独立を決意するまでの話をお伝えしました。

 

独立を決意した理由は、

 

「この先あと15年、もう自分にうそをついてまで働きたくない。どうせ働くなら、気持ちよく働きたい」

 

というものでしたが、決意したきっかけとなったのが、キャリアの棚卸しです。

 

これまで私は、キャリアの棚卸しをおすすめする理由の一つとして、独立する際、自分にあった仕事は何かを判断する材料にできるからと説明してきました。

 

【中高年 再就職】絶対に面接したいと思わせる職務経歴書を書く方法、でもお伝えしています。

【中高年 再就職】絶対に面接したいと思わせる職務経歴書を書く方法 | 中高年が失業から再就職 | 転職を大成功させて幸せを掴むブログ
面接したいと思わせる職務経歴書ってどうやって書けばいいのか悩んでいませんか? ・突然リストラされてしまった ・会社を辞めたいけど、次に何をして良いかわからない ・仕事探し・再就職活動に苦戦中 今回はこのような中高年に、絶対に面接したいと思わせる職務経歴書を書く方法をお伝えしていきます。 面接したいと思わせる方法とは その方法とはキャリアの棚卸しです。 キャリアの棚卸しとは、これまで経験してきたキャリアを書き出して整理することです。 キャリアの棚卸しで書き出した内容をベースにすれば、絶対に採用担当者から面接で会いたいと思わせる職務経歴書が書けるようになるがずです。 ただ時系列にどの会社でどんな仕事をしてきたかを書き出すだけでなく、次のような項目も思い出して書き出してみましょう。 ✔今まで経験した楽しかった仕事とその理由 ✔今まで経験した楽しくなかった仕事とその理由 ✔得意な仕事 ✔やりがいを感じた仕事 ✔やってみたい仕事とその理由 ✔あなたの強み キャリアの棚卸しというキャリアの中には、仕事だけではなく、あなたの私生活も含まれていることを忘れないで下さい。 このブログを読んでくださっているのは、40代、50代の再就職を目指している中高年が多いと思います。 という事は、就職してから20年以上経過しているという事になりますので、 「そんな昔のこと覚えていない」 「面倒くさい」 「自分の事は自分が一番よく分かっているから、そんなこと必要ない」 と思われたかもしれません。 どうして自分のキャリアの棚卸しが必要なのか、それも私生活までも。 あなたは、これから中高年の仕事探し・再就職活動という台風が通過中のような荒波の海へ航海に出なければいけません。 航海は、航海図が無いと航海出来ませんよね。 その航海図というのが、中高年であるあなたの職務経歴書になります。 しっかりした航海図がないと、荒波を切り抜けられないのと同じで職務経歴書の完成度を高めていけば、それだけ安全な仕事探し・再就職活動を行っていくことができます。

ところが、今回の小林さんの場合、キャリアの棚卸しで自分を見つめ直すこといより、企業への再就職をあきらめ、独立を選択するという直接的なきっかけとなったことに少なからず驚かされました。

 

私は、キャリアの棚卸しは、自分を見つめ直すという用途では、最適なツールだと信じています。

 

興味のある方は、お気軽にご相談ください。

 

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