中高年の再就職での採用面接で定番化している5つの質問の正しい答え方について書いていきます。
目次
中高年 再就職の一次面接はふるいにかけることが目的
ようやく突破することができた書類選考の次に待ち受けるのは、採用面接です。
一般的には、面接は2回から3回の回数で行う企業が多いです。
その中でもふるいにかけるための面接とも言われている一次面接の難易度が高く、中高年のあなたには、厳しい質問が容赦なく浴びせられることもあります。
それでもどんな国家試験にも対策というものがありますよね。
面接試験も同じで、定番の質問というのは決まっています。
その定番の質問に対して、面接官を納得させられる回答ができるか否かが合否の分かれ目になります。
それでは、定番の5つの質問の答え方について見ていきます。
再就職面接での「志望動機は何ですか?」の目的
まず中高年の面接に限らず、面接の冒頭に聞かれることが多い質問です。
新卒等の若い年代の面接は、どれほどの熱意を持ってうちの会社に入りたいかを確認する質問となります。
しかし、中高年の再就職の面接試験となると、中高年が持っている能力や経験値で「何をやりたい」、また「どう活かしたい」のかを確認する意味合いが強くなります。
なので、今までの職歴の中のどんな能力や経験をどのように活かせるか例をあげて分かりやすく説明することがポイントです。
そして、あなたの能力と経験を志望する企業が必要とする能力にマッチングさせることで、あなたの評価は間違いなく高くなります。
あなたの具体的な実績と強みを織り交ぜながら、説明することで面接官にはより明確にあなたの価値を伝えることができます。
さきほど、「志望する企業が必要とする能力にマッチングさせる」と書きました。
志望企業がどんな人材、能力を求めているのかは徹底して調べておくようにして下さい。
求人票の募集要項や企業のHPはくまなく目を通しておくようにしましょう。
企業HPのトップページにある最新の新着情報は、志望企業の動向を把握できる情報が満載なので、必ずチェックしておくようにしましょう。
ネットで企業研究する重要性について書いた【中高年 再就職】内定に導く!面接を成功させる7つの法則~後編~、もどうぞご覧ください。
【中高年 転職・再就職】面接を成功させる7つの法則~後編~
中高年の再就職を目指す方に面接の時、これだけはやって欲しくないということが一つあります。
それは、志望動機を聞かれて、
「・・・・・という企業理念や、・・・・・という事業方針に共感したから志望しました」
という、いかにも上辺だけの企業研究しかやっていませんよぉーという回答は、絶対に避けてください。
私が採用担当をしていた時、この回答をした候補者を採用したことは一度もありません。
もし、企業理念や事業方針に共感したことを志望動機として話すのであれば、先ほども書いた通り、最低でもあなたの能力や経験が企業理念にどう関連付けできるのかも話せるように準備しておきましょう。
中高年 面接での「自己PRをして下さい」
もう一つ面接の冒頭の質問といえば自己PRです。
自分の能力や経験、実績や強みを志望企業が必要とする能力・人材にマッチさせて説明することがポイントとなるのが志望動機です。
自己PRは、この志望動機とほぼ同じ回答でOKです。
同じ面接で志望動機と自己PR両方の質問をされた場合ですが、たくさんの能力や経験を持っていれば、志望動機と異なる内容を話せばそれで良いです。
ただし、そんなにいくつものPRポイントを持っていないあなたは、志望動機で話した
具体的な内容からもう少し幅を広げてみましょう。
どういうことかというと、あなたのキャリア全体をみた実績や強みをPRするという事です。
例えば、人事総務での経験に加えて、営業職としての経験もある私は、営業の適した人物像を熟知しているので営業職の採用は得意だった。
とか、
学生時代、電気工学を学んでいたため、電気の知識は豊富です。
豊富な電気の知識を活かして、御社の主力製品である加工機の技術営業として貢献できる。
というように仕事としてだけではなく、学生時代勉強してきたことや趣味に関するキャリアにも言及してPRすることも大切なことです。
再就職面接での「退職理由を教えて下さい」
履歴書や職務経歴書を見れば、自己都合か会社都合での退職理由はすぐにわかります。
職務経歴書を10倍際立たせる秘策を書いたブログもどうぞ。
【中高年 再就職】絶対に面接したいと思わせる職務経歴書を書く方法
私が面接官であれば、会社都合と書かれていた時は、あえて深堀して聞くことはしませんでした。
でも、なかにはどうしてリストラの対象になってしまったのか?なぜ早期退職制度に応募したのかを詳しく聞いてくる面接官もいます。
その時は、正直に答えることをおすすめします。
それはなぜかというと、今の社会で中高年がリストラされて再就職活動、仕事探しをしていること自体あたり前になっているからです。
リストラされたことを退職理由にすることに対して、抵抗を感じている中高年は多いですが、あなたが思っているほど採用する企業側は、マイナスなイメージは持っていません。
リストラ=クビ=能力がない
この考えは間違いです。
適当なことを言って面接中に辻褄が合わなくなってしまい、この人はウソつきと評価される方がよっぽどマイナスイメージです。
ただし、面接時にリストラでの退職と知りながら、退職理由を聞かれてしまった場合は、あくまでもプラス思考での回答をして下さい。
例えば、
「業績不振での会社都合退職となりましたが、最後の最後まであきらめずに懸命に営業したことは自分の財産になった。これからこの経験を活かし・・・・」
とか、
「会社に残ろうと思えば残ることもできましたが、給与が下がりことの経済的不安や、やりたい仕事ができなくなってしまうことのモチベーションの低下を危惧して退職した」
そして、
「辛い経験でしたが、これを好機と捉え心機一転、頑張りたい」
と、前向きな姿勢を伝えることも忘れないようにしましょう。
ここでも注意点が一つあります。
それは、リストラされた会社の批判を決してしないことです。
会社批判、悪口を言う人は、どこの会社に行っても同じことをしますからね。
中高年 面接での「弊社ではどんな仕事をしたいですか」
いかにうちの会社に相応しい能力を持った人材かを判断し、あなたの本気度を確認質問です。
この質問もどれだけ志望企業のことを事前調査しているかが重要になります。
自分の能力と経験を活かして、具体的にどんな仕事がしたいかを説明できなければ話になりません。
さらに、なぜその仕事をしたいのかという理由もしっかりと面接官に伝えることができると、再就職の内定を勝ち取る可能性も高くなるのではないでしょうか。
志望企業の事業方針に即した回答であればベターかもしれませんが、即した回答でなかったとしても、しっかりとビジョンを持っている人材と判断され、評価が下がることは決してありえないので安心して下さい。
再就職 面接での「周りの人から、あなたはどういう人物だと言われますか?」
私が必ずしていた質問です。
周りの人というのも会社や仕事関係の人ではなく、家族や友人というあなたの素の部分をよく知る人に限定していました。
自己評価として、あなたの長所と短所を聞く質問もありますが、私は客観的な評価の方が、その人の本質をよく理解できるという理由から、この質問を多用していまいた。
面接官がこの質問をする意図は、あなたの性格や人間性を知ることにあります。
同じ職場で同じ目標に向かって働くのであれば、どうせなら人間性に優れた人と一緒に働きたいですからね。
ここでは、自己PRで伝えられなかった性格や人間性を積極的にアピールする機会にして下さい。
ただし、もちろんウソはいけませんよ。
何かそれにまつわるエピソードを教えて下さいと質問されることもありますからね。
人間的に好印象を与える事ができるように、周囲の人間から何て言われているか思い出してみましょう。
まとめ
中高年が再就職するためには、採用面接は避けて通ることができない関門です。
再就職には、確かに運不運が大きく影響することはあります。
でも採用面接は、面接試験です。
一般的な試験は、対策をたててそれを実行することで確実に良い点数をあげることができます。
面接試験も一般試験も同じことが言えます。
事前準備と面接対策をしっかり行うことで、必ず道は開けてきます。
面接を恐れることはありません。
企業研究や面接のロールプレイを行うことで、採用される確率は確実にアップします。
私もロールプレイや面接指導を行っていますので、ご興味にある方は、お気軽にご相談下さい。
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