今回は、中高年からでも気軽に始められて、なおかつ転職・再就職活動にも役立つ3つの趣味について書いていきます。
目次
35年ぶりに味わえた満足感
子供と実家に遊びに行ってきました。
近くの公園で小学校5年の息子とキャッチボールをやろうと思い、グローブとボールを持っていったのですが、それがまさか35年ぶりの親父の親孝行になるとは予想もしていませんでした。
お昼を済ませ、一応親父にもキャッチボールするか聞いてみると、
「よしっ!」
と満面の笑みですぐに準備を始めました。
82歳になる親父は、たまに10㎞以上のウォーキング大会に参加するほど、足腰もしっかりしていて、見た目も年齢よりも若く健康そのものです。
でもさすがに、いくら昔野球が趣味だったとは言え、キャッチボールは年齢的にも断ると思っていただけにチョッと意外でした。
あまりにも久しぶりのキャッチボールだったので、最初は15mくらいの距離もワンバウンドでコントロールもままならなかったのですが、そのうち感を取り戻してきたのか、孫とのキャッチボールでは物足りなくなってきて、私を相手に指名してきました。
35年ぶりの親父とのキャッチボールでした。
小学生の時によくやったキャッチボールの光景が鮮明に蘇ってきました。
懐かしさとともに、親父の楽しそうな顔を見ていると、自分が3年半前に会社を解雇されてからは特に心配をかけっぱなしだったので、少し償いができたようで自分も嬉しくなり、グッとこみ上げてくるものがありました。
最近は、年齢のせいか食に対するこだわりも少なくなり、何か美味しいものを食べに行こうと言っても、気乗りしない親父でしたが、さすがに昔、趣味にしていた野球は別でした。
親父が楽しそうにキャッチボールする姿を見て、趣味は心と体に良い効果を与えるものなのだと改めて感じました。
そして、35年ぶり、いやそれ以上かもしれません。
久しぶりにキャッチボールをして親父が喜んでくれたという、満足感を味わうことができた充実したゴールデンウィークになりました。
よく考えてみると82歳の老人がキャッチボールって凄いですよね。
【中高年】の心の健康について ~うつ病になる危険性が高い40代・50代 ~、という記事の中の「3 心の健康維持には、趣味や楽しい習慣を身につける」でも書きましたが、趣味を持つことは、心の病気の予防にもなります。
これといった趣味を持たない中高年の方には、是非とも仕事や家庭、人間関係の嫌なことから一時的に逃避できる趣味を持つことをおすすめします。
趣味は、プライベートで仕事とは関係無いように思われますが、決してそんなことはありません。
転職・再就職に直接的ではなくても、間接的に大いに役立つ趣味はあります。
転職・再就職も体が資本! ウォーキングで健康な体を
私も失業期間中、近所の目を気にして平日に外出することは極力控えていました。
その時のことを書いた【中高年】の失業は孤独と不安との戦いです、もどうぞご覧下さい。
あまりにも不健康な生活でしたので、毎朝5時に早朝のウォーキングをすることにしました。
平日の昼間と違い、早朝であれば、
「出勤前にウォーキングをしているんだな」
としか思われず、失業・無職という立場を隠す必要がありません。
そして、やっぱり早朝の澄んだ空気は、気持ちが良いです。
ずっと家の中に籠って、転職サイトを閲覧したり、メールを書いたり、職務経歴書を書き直したりしている心身ともに不健康な生活をしている失業者にとって、リフレッシュできる非常に効果的な時間です。
季節の移り変わりを感じながら、顔見知りになった人とあいさつを交わしたり、コミュニケーションを取ったりすることは、自分一人だけ世間から取り残されたような疎外感や孤独感を払拭するのに大いに役立ちますよ。
この毎朝のウォーキングを継続することで、少なくとも朝食だけはおいしく食べられるようになりました。
転職・再就職活動も体が資本です。
しっかりと運動をして、おいしい食事を摂って、体調を崩さないような健康な体を維持することが大切です。
大事な面接の日に風邪を引いたり、インフルエンザになったりして面接をキャンセルするようなことは避けたいですよね。
最も簡単に始められるウォーキングを転職・再就職活動期間中だけでも趣味の一つにしてもらって、気持ちのリフレッシュと体調管理に役立たせてみてはいかがでしょうか。
再就職活動中に社会貢献 ボランティア
再就職活動中におすすめの趣味の2つ目は、ボランティアです。
【中高年】やっぱり失業中の不安と孤独はアルバイトで乗り切る、という記事の3.1 面接時の回答にも書きましたが、失業期間中にあなたが何をやっていたかを面接官によっては質問してきます。
面接官も中高年の転職・再就職が厳しいことは承知していますので、あなたの失業期間が、まだ数か月ではこのような質問をされることはありません。
ところが転職・再就職期間が、半年を経過したあたりから、面接官は、あなたの能力に疑問を持ち始めます。
そこで、
「退職後の半年間は何をしていましたか」
という質問になるわけです。
「家計の助けになるために、アルバイトをしていました」
プラスの評価にはならないかもしれませんが、「再就職活動に専念して、特に何もしていませんでした」
という回答よりもマイナスになる事はありません。
この面接官の意地悪ともいえる質問に対し、納得させて、かつプラスの評価にすることができる回答が、ボランティアです。
会社は企業の社会的責任(CSR)を重視しています。
CSRとは
企業が倫理的観点から事業活動を通じて、自主的(ボランタリー)に社会に貢献する責任のことである。
CSRは企業が利益を追求するだけでなく、組織活動が社会へ与える影響に責任をもち、あらゆるステークホルダー(利害関係者:消費者、投資家等、及び社会全体)からの要求に対して適切な意思決定をする責任を指す。CSRは企業経営の根幹において企業の自発的活動として、企業自らの永続性を実現し、また、持続可能な未来を社会とともに築いていく活動である
出典:ウィキペディア
何のボランティアを趣味するかについては、あなたがやりたいことをじっくり考えて決定すれば良いと思います。
そして地域によって、ボランティアの特性もあると思いますので、「あなたが参加できる地域+ボランティア」で検索するだけで、いろんな情報を得ることできますので、是非調査してみて下さい。
ジャンル別、エリア別のボランティア団体検索サイトを参考までに貼付しておきます。
転職・再就職活動に役立つという名目でボランティアを趣味することを少々打算的な書き方をしてしまいましたが、ボランティアに参加することで、次のようなメリットを受けることもできます。
・人脈、ネットワークの構築
・コミュニケーションで孤独感からの解放
・地元への社会貢献
・新しい視点で考える力が養える
趣味と実益を兼ねるといえばパソコン ITスキルをアップ
あまり100%とか、絶対という言葉は使わないようにしていますが、将来的に趣味としてパソコンのスキルアップを図っておいて絶対に損はないです。
転職・再就職の付加価値として
大企業にはパソコン全般の知識が豊富なネットワーク管理者やそれに準じたスキルを持っている人はたくさんいますが、中小企業では、スマホやアプリに詳しい若者はいても、意外にパソコンに詳しい人は少ないです。
ワードプレスというホームページを簡単に作成、更新できるソフトが少し操作することができたり、パソコンの復旧や設定等のヘルプデスク的なスキルがあったりすると結構重宝がられます。
趣味の一環として、ITパスポート試験というITの基礎的知識を問う国家資格の勉強をして資格取得を目指してみてはいかがでしょうか。
あくまでも付加価値的な資格で、取得したからといって即就職ができたり、独立ができたりするという資格ではありませんが、転職・再就職活動において、あなたの価値を高めてくれる資格であることは間違いありません。
副業として
私は、再就職活動がうまく行かずに悩み、辛い思いをするのであれば、ネットビジネスをまずは副業から始めることを一つの選択肢として推奨しています。
その推奨理由を書いた【中高年】ネットビジネスでの起業・副業を勧める3つの理由、もどうぞ読んでください。
事務所を借りずに人も雇わず、かつ在庫を持たなくても良いため、初期投資はほぼゼロです。
もう失敗の許されない中高年にとってネットビジネスは、おすすめのビジネスといえます。
とはいっても、当然のことながら、全く知識やスキルが無くても成功できるほど、甘いビジネスではありません。
趣味として、真剣にそして継続的にスキルアップを図っていくことで、その趣味がきっと実益になっていくはずです。
趣味が実益になるなんて、なんて素晴らしいことだと思いませんか?
まとめ
それぞれ特性の異なる3つの趣味をあげさせてもらいました。
たとえそれが趣味とはいえ、何か新しいことを始める時は、一歩前に踏み出す決断力が重要です。
そして、いずれの趣味もやはり継続する事が大切ですよね。
これまでと違う新しいことを始めないと、あなたの考えや生活は何の変化もありません。
転職・再就職活動で思ったような成果を得ることができないと悩んでいるあなたもまずは趣味レベルから、何か新しいこれまでとは違った事をはじめてみませんか。
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