40代50代が面接でおかしてしまいがちな不採用となるNG言動

3月に入ってから40代50代の中高年から面接ロールプレイの依頼が既に10件以上入っています。

 

このブログを立上げてから、文句なしに月間依頼件数の最高記録を更新中です。

 

どうも有難うございます。

 

3月及び4月に関しましては、多くの企業が決算期を迎えます。

 

現在の日本の有効求人倍率（求職者1人あたりの求人数）は1.59（1月度）と昭和29年の統計開始後、2番目に高いという空前絶後の人手不足です。

 

なので、各企業とも今年度採用計画に対する不足分をさらに来年度に乗せた計画を出しているところが多く、活発に面接が行われているようです。

 

「書類選考の通過率が、ここ2.3ヶ月で2割くらいよくなったような気がする」

 

「今月、既に面接が3件も入っている、なんとかGW前までに決めたいね」

 

この声は、面接ロールプレイを依頼してくださった相談者からの最近の再就職状況について質問した時の感想です。

 

というわけで、3月に入って40代50代の中高年の面接ロールプレイをさせてもらうことが多いのですが、多くの方に共通する不採用になりかねないNGな言動を発見してしまいました。

 

ぼくが面接官だったら、間違いなく良い印象を持たないという言動です。

 

今回は、再就職・転職活動中の40代50代の中高年が面接でおかしやすいNGな言動について書いていきます。

40代50代が面接でやりがちな不採用となるNGな言動

それは『質問されていないことを長々と話してしまうこと』です。

 

面接は、あなたのこれまでの経歴を発表する晴れの舞台でも自己PRをする場でもありません。

 

面接は、採用面接試験です。

 

あなたが、我が社のスタッフになるに相応しい人間なのかを判断される場になります。

 

だから、40代50代の中高年に限らず、基本的に面接は、聞かれたことだけを答えれば良いのです。

 

でも緊張しているからなのか、または自分のことを良く見せよう、良印象を与えようという心理が働くのか、聞かれていないことを次から次へと話す40代50代が実に多いです。

 

関連記事：『中高年が面接で緊張しない唯一の方法とは！緊張した時の評価は？』　

 

面接官からは、このようなNGな言動を取る40代50代はどのように評価されるのでしょうか。

聞かれていないことを話す人の面接官の評価

「人はウソをつく時に雄弁になる」

 

ということを聞いたことはありませんか？

 

質問していないことを次から次に話している姿を見ると、面接官は、

 

「何この人、必死になっているんだろう？なにかウソを隠そうとしているのではないか？」

 

と思われてしまいます。

 

意地悪な面接官は面接のことなどそっちのけで、採用の判定に必要のないことを突っ込んでくるかもしれません。

 

あらぬことを詮索されるばかりではありません。

 

質問されていないことを話すということは、理解力が欠如している、また人の話を聞かない奴と判断されてしまいます。

 

「そんなこと聞いてるんじゃないのに、ダメだなぁ、こいつは・・・」

 

あなたも身の回りの方やTVで、質問者の意図とは異なる、まとまりのない回答をする人を見て、このような感想を持ったことはありませんか？

 

それと同じ言動をあなた自身も面接でやっているとしたら、どう思いますか？

 

確実にあなたの評価はNGになってしまうと思いませんか。

どういう時に聞かれていないことを答えてしまっているのか　

では40代50代中高年は、どのような時に面接官から聞かれていないことを答えてしまうのでしょうか。

 

それは、転職理由やブランク期間といった、あなたが答えたくない、またはこれを言ってしまったら、評価が下がってしまうのではないかという類の質問の時が多いです。

 

特に転職回数が多い人やリストラされた人にこの傾向が強い印象があります。

 

『会社が不景気の影響を受けまして、事業部が解散することに。部長からは子会社への転籍を強くすすめられましたが、コレコレこういう理由で転籍を断りました」

 

会社が不景気になった理由や転籍を断った理由や経緯を長々と説明するのですが、そんなことを話す必要は一切ありません。

 

あなたは、ただ転職理由を端的に答えるだけで良いのです。

 

リストラされた方も同様、

 

『自分は悪くない、退職勧奨した会社に責任があるんだ』

 

のように、あなたを正当化する言葉を付け加える必要はありません。

 

あなたは、将来のことを考えて早期退職に応募、または退職勧奨を承諾したという前向きなコメントをするだけで良いのです。

 

評価を上げたい、良く見られたいという思いから、あなた自身を正当化するための余計なコメントは、逆にあなたの評価を下げることになりかねません。

あなたの弱み把握し答え方を練習　

人間、特にプライドの高い40代50代の中高年は、弱みを隠そうとする習性の強い人が多いです。

 

再就職活動を続けるにあたり、転職回数や転職理由が弱みだと感じているあなたは、声に出した繰り返しの練習をしてみましょう。

 

関連記事：『キャリコンが伝授！効果絶大な中高年の面接試験の練習方法とは』

 

『話を理解できない』『話が聞けない』というNG評価は不採用に直結する可能性が高いです。

 

弱みである部分の答え方を考え、何度も練習し、「余計なことは言わない、聞かれたことだけを答える」と、心の中で意識することも対策になります。

 

心当たりがあるあなたは、この機会にぜひ改善してみてはいかがでしょうか。

まとめ

『質問されていないことを長々と話してしまうこと』が、40代50代の中高年が最も面接でおかしやすい不採用となるNGな言動です。

 

都合の悪いことを隠そうとするあまり、また自己防衛という心理が働いているのかもしれませんが、気づかないうちにあなたもやっているかもしれません。

 

ぼくの相談者のほとんどもクセのように無意識にやってしまっている方ばかりです。

 

不採用という結果に直結する致命的なNGな言動なので、対策は入念にやっておきたいところです。

 

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