面接の終わりに、「最後に何かご質問はありますか?」と採用担当者から聞かれて、「はい、特にありません」と答えている中高年はいませんよね?

 

この「最後に何かご質問はありますか?」というのは、結構な確率で面接の終わりに聞かれると思いませんか?

 

「聞きたいことはたくさんあるけど、下手な質問をして、マイナスなイメージを持たれたくないし・・・」

 

「実際のところ、入社してみないと分からない部分が多いから、こちらから質問することはしていないなぁ」

 

今回は、採用担当者から面接の終わりにある「最後に何かご質問はありますか?」について、どんな質問をして良いのか分からないと疑問に思っている中高年に、面接の最後の質問で高評価がゲットできるおすすめの質問事例を書いていきます。

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面接終わりの質問で高評価をゲットできるのか 

中高年が失業から再就職 | 転職を大成功させて幸せを掴むブログ

面接の最後に、採用担当者に良い印象を持ってもらうことは、何か面接中にうまく回答できないことがあっても、それを帳消しにしてもらえるかもしれないという、とても重要な意味を持ちます。

 

人は、前半部分よりも後半に受けた印象の方が強く残りますので、面接終わりの質問が中高年らしく的を射た良い質問であれば、確実に高評価をゲットすることができます。

 

では、どのような質問をすれば良いのでしょうか。

例えば、

◆御社の中長期的な事業計画を教えて下さい。

◆御社の平均年齢と平均勤続年数はどのくらいですか?

◆(私は〇〇〇業界での経験がありますが)どのような勉強をしておけば良いでしょうか?

 

のちほど、詳しく説明していきます。

 

【中高年 転職・再就職】面接を成功させる7つの法則~後編~でも、面接終わりの質問の重要性をお伝えしています。ぜひ読んでください。

【中高年 転職・再就職】面接を成功させる7つの法則~後編~ | 中高年が失業から再就職 | 転職を大成功させて幸せを掴むブログ
中高年のあなたを転職・再就職 内定に導く、面接を成功させるための7つの法則の後編です。 今回は前回からの続きで5つ目の法則から書いていきます。 【中高年 転職・再就職】面接を成功させる7つの法則~前編~は以下からどうぞ。 あなたは職務経歴書の内容を暗唱できますか? 書類選考の狭き門を潜り抜けて、ようやく面接まで辿り着きました。 あなたの履歴書や職務経歴書の中身が評価された事の証です。 採用担当者は、あなたに少なからず興味を持ってくれたわけですから、緊張せずに自信を持って面接に臨みましょう。 しかし、せっかく苦労して辿り着いた転職・再就職の面接であるにも関わらず、職務経歴書の内容に関する準備不足が原因で、取り返しの付かないミスになりかねない場合があります。 それは、職務経歴書に書かれてある内容と面接で質問された時の回答が食い違っていたり、または答える事が出来ない事です。 規模が大きい会社は、採用も分業制になっていて、書類選考者と面接官が別々というところも多くあります。 面接官は、あなたの履歴書や職務経歴書を直前に担当者から 「こちらの方の面接をお願いしますね」 と渡されて、職務経歴書の中身をほとんど見ないで、ぶっつけで転職・再就職の面接をする場合だってあります。 中身をよく見ないで転職・再就職の面接に臨む面接官は、最初に面接者にどんな質問をするかというと、こうなります。 「あなたの経歴を簡単にお話し下さい」 この質問をされて、何年何月までどこの会社のどの部署でどのような仕事をしていたという「何年」という部分を間違えるくらいは、さほど問題はありません。 しかし、書いてある事と話している内容が異なっていたり、話す内容にまとまりがなかったり、自分の経歴を話すのに詰まってしまったりすると面接としてはもう最悪です。 あなたが経験したことを書いた職務経歴書なので、どのような角度からどんな質問をされても良い様に、書いた内容は暗唱できるくらい事前に頭に叩き込んでおきましょう。

この記事を読んでもらえれば、面接終わりの最後の質問で迷うこともなくなり、好印象・高評価をゲットしてもらえること間違いなしです。

面接終わりの質問で汚名返上することも 

 

私は人事総務職として過去に1000人以上の書類選考を行い、300人を超える面接を行なってきました。

 

採用担当者からしてみると、聞き忘れたことがないかの最終確認、または疑問に思っていることをできる限りクリアにして帰って欲しいという思いで聞いてくるので、特別に何かを意図して聞いているということはありません。

 

まぁ、多くの場合は形式的に聞いていると思っていいと思います。

 

ただし、「何か質問をありますか?」と聞いて、特にありませんと返答されても、

 

「一つくらいは質問してくれてもいいのに・・・」

 

と、ちょっと寂しくはなりますが、大きなマイナス評価にはしませんでした。

 

採用担当者も人間なので、評価基準には個人差があることはご理解ください。

 

ところが、「最後に何か質問をありますか?」と聞いて、よくぞ聞いてくれました、というような素晴らしい質問をしてくれる中高年の応募者には高い評価をせざる得なくなります。

 

さすがに、面接の前半部分グダグダだった評価を、最後の質問だけで挽回することは難しいですが、評価点の加点を狙いたい中高年は、最後の質問を有効に活用してください。

中高年向けの面接終わりの質問はこの3つ

 

経験豊かな40代・50代中高年ともなると、「御社の雰囲気はどんな感じですか?」みたいな軽い質問はできませんよね。

 

ということで、中高年がする質問でもまったくおかしくない、採用担当者に高評価をゲットできる質問を3つほどお伝えします。

中長期的な事業計画を聞く 

 

「御社は、中南米への進出を計画されていると伺いました。どの商品をどのようなスケジュール計画されておられるのか、教えていただける範囲内で結構なので、ご説明いただけますでしょうか」

 

自分が入社するかもしれない会社の将来性を確認する上で、とても良い質問です。

 

採用担当者も我が社の明るい未来についての話ができるわけなので、喜んで、気持ちよく事業計画を説明してくれるはずです。

 

ただし、注意してほしいのは、それが単発の質問で終わらないようにすることです。

 

採用担当者が、事業計画の説明を一通りしてくれた後、

 

「今お話しされたことは、こういうことなのですね?それでは現地工場にも、日本から多くの社員が赴任されるということですよね?将来私もそのメンバーに入ることを楽しみしています」

 

上っ面だけの知識で質問すると、採用担当者から逆に質問された時、墓穴を掘ってしまう事になります。

 

事業計画等に経営に関する質問をする時は、単発の質問で終わらないように、会社のHPやインターネットで、その質問の内容の事をよく調べておきましょう。

 

そして、中長期的な事業計画の中に、自分も参画できるということをアピールすることができれば完璧です。

管理職の平均年齢と平均勤続年数はどのくらいですか? 

 

再就職先で入社することになるので、あなたは、中途入社ということになりますよね。

 

管理職候補としての応募であれば、管理職の平均年齢を聞くことは、ごく一般的です。

 

この質問も、平均年齢を聞いた後に、「そうなんですね」と聞いて終わりにしないで、自分なりにコメントができるようにしておきましょう。

 

例えば、

 

平均年齢が自分の年齢と同じくらいだったら、「同年代の方が多く、とてもやりがいがあります。切磋琢磨して会社を盛り上げて行けそうです」

 

平均年齢が自分よりも低かった場合、「皆さんお若い方が多いんですね。活気ある職場なんだろうと想像してしまいました。これまでの経験に若い人の考えを取り入れ、良いチーム作っていきたいと思います。

 

ここでも、さりげなくアピールすることを忘れないでくださいね。

 

そして、次に勤続年数を聞いたついでに平均年齢を聞いてみましょう。

 

この質問はアピールするというよりも、社員の入れ替わりが激しいか会社、つまりブラック企業の要素があるかどうかの判断材料の一つとして聞いてください。

 

いきなり勤続年数の質問をすると、採用担当者が警戒するかもしれませんので、平均年齢を聞いたあとに、セットで平均勤続年数を聞くことで違和感なく答えてくれるはずです。

 

でも、ほんとうのブラック企業の場合、真実の平均勤続年数は答えてもらえないかもしれません。

どのような勉強をしておけば良いでしょうか? 

 

製紙業界で品質管理をしていた方が、異業界のプラスチック樹脂メーカーの品質管理職に応募した時の面接です。

 

「私は20年間、製紙業界で仕事をさせてもらい、紙の生産管理については、熟知していますが、樹脂に関する知識に乏しく、入社前後にどのような勉強をすればよろしいでしょうか。また必要な資格などあれば、教えて下さい」

 

前向きで熱意のある、採用担当者に好印象を与える良い質問です。

 

採用担当者は、異業界からの再就職ということを承知で書類選考を通過させているので、現時点で知識や経験がないことを恥じる必要はありません。

 

少しハードルの高い要求があったとしても、知識や経験不足は努力でカバーすると前向きなコメントをするようにしましょう。

 

ただし、できないことを無理して、「できます」と回答することは避けた方が良いです。

 

私は、15年間勤めた会社を解雇された後、早く仕事がしたいという思いが強かったため、内定をもらった会社を調査もせず、ブラック企業に入社してしまったという苦い経験があります。

 

総務職で応募して、このブラック企業の面接を受けたのですが、最終面接で社長から、

 

「できれば経理の仕事も少しやってもらえると助かるんだけど・・・」

 

と言われ、内定が欲しい一心で、

 

「頑張ります!」

 

と答えたばかりに、このブラック企業に入社した後、できない経理業務を深夜までやらされ、大変な思いをした経験があります。

 

面接では、できないことを安請け合いしては絶対にしてはいけません。

 

解雇された時のことやブラック企業の入社に至るまでの話に興味のある方は、プロフィールをどうぞ。

プロフィール | 中高年が失業から再就職 | 転職を大成功させて幸せを掴むブログ
「それは・・・詐欺師まがいの輩に毒された社長への謀反からはじまりました」 部長の座から突然の解雇通告。 再就職先は超絶!ブラック企業。 自分の信念を貫いたことで、家族を路頭に迷わす結果になるも、 失意のどん底から這い上がったキャリア・コンサルタントの軌跡。 プロフィール概略 【HN】コンチバ 【性別】男 【年齢】40代後半 【職業】会社員 【家族】妻・中学生と小学生の子供が二人 【出身地・現住所】千葉県 【趣味】◆読書 好きな作家: ・荻原 浩 ・奥田 英朗 ・池井戸 潤 ・東野 圭吾 ◆ゴルフ(ベストスコア:99 好きなゴルフコース:きみさらづゴルフリンクス) ◆ジョギング・散歩 【音楽】長渕 剛 特に好きな曲:STAY DREAM/Myself/SUPER STAR/CLOSE YOUR EYES/少し気になったBreakfast 【資格】国家資格 キャリア・コンサルタント・産業カウンセラー 《プロフィール詳細はこちらをどうぞ》 【社長に対し、すべての儲け話からの「完全撤退」を要求。その結果・・・】 当時の勤務先の社長はもともと株式や先物、FXといった投資が大好きな人でした。 それが、いつからか詐欺まがいの儲け話を持ってくる複数の怪しい人物と付き合うようになり、その儲け話に乗り、多額な損失を出すようになっていったのです。 わずか1年あまりの短期間での損失額は本業の年商を大きく上回るようになっていました。 儲け話を持ってくる詐欺師のような怪しい人物に騙され、損失額が大きくなるにつれて資金繰りが苦しくなっていきます。

【中高年 再就職】恐怖!ほんとうにあったパワハラの話しと回避方法に、ブラック企業でパワハラを受けた話を詳しく書いています。

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今回は、中高年のほんとうにあったパワハラの話とパワハラから逃れる方法について書いていきます。 再就職活動中の中高年は、この記事を読んで、再就職先でパワハラにあわないように、是非参考にしてください。 ブラック企業でのパワハラという試練 ついこの間、正月だったのに時が経つのは早いですね。 季節はもう春、4月に突入しました。 4月といえば私たち会社員にとっては、転勤や異動の季節です。 同じ会社とはいえ、全く違う環境で一から人間関係を築いていくのは、それなりのストレスがかかりますよね。 特に新しい配属先での直属の上司との人間関係はものすごく不安です。 過去にこの上司の部下が、パワハラで退職や休職に追い込まれた部下がいるなんて噂を耳にしようものなら、戦々恐々になってしまいます。 そもそもパワハラという言葉の意味を職場のパワハラに限定しておさらいしておきます。 職場のパワーハラスメントとは、同じ職場で働く者に対して、職務上の地位や人間関係などの職場内での優位性を背景に、業務の適正な範囲を超えて、精神的・身体的苦痛を与える又は職場環境を悪化させる行為をいいます。 (出典:明るい職場応援団 パワハラの定義) ブラック企業の定義づけのようなものの1つに「パワーハラスメントの横行」があります。 過去にの記事、【中高年】必見!ブラック企業を見破る3つの方法、もどうぞご覧下さい。 私の前職は超絶なブラック企業でした。 その会社では人生初となる上層部からのパワハラを受け、無抵抗なまま精神的な限界を感じ3か月で退職しました。 パワハラ①:社長から毎日届く恐怖の長文メール 私は、総務部の管理職として入社しました。 このブラック企業は、総務部が経理も管轄しています。 私は経理職の経験がなかったのですが、前任者が経理業務も担当していたという理由だけで、社長から経理関連資料の作成指示が入ってくるようになりました。

御社の良いところを一つ(おまけ)

 

「御社の良いところを一つ教えて下さい」

 

その場の雰囲気を見て、聞けそうな雰囲気であれば、私が再就職活動をしていた時に必ずしていた質問です。

 

この質問の目的は、相手にプラスの評価をしてもらうことではありませんし、すべての面接で使えるという質問でもないので、ご注意ください。

 

この質問を面接でする一番のメリットは、その会社の社風・風土・文化が、従業員目線で教えてもらえるところです。

 

「横のつながりが強く、何でも言える環境です」

 

「考えるより、まずはやってみよう。というチャレンジ精神旺盛な人が多い会社です」

 

「業界内では比較的、給与水準が高い方だと思います」

 

「会議も少なく、残業時間が少ない。ワークライフバランスがしっかりしている」

 

会社というよりも、採用担当者の一社員としての本音が聞ける、結構有効な質問なので、雰囲気を見て、質問してみてはいかがでしょうか。







まとめ

採用担当者から面接終わりに、「最後に何かご質問はありますか?」と聞かれた場合、必ず何か質問をするようにしましょう。

 

◆御社の中長期的な事業計画を教えて下さい。

◆御社の平均年齢と平均勤続年数はどのくらいですか?

◆(私は〇〇〇業界での経験がありますが)どのような勉強をしておけば良いでしょうか?

 

上記のような、中高年らしく的を射た良い質問であれば、確実に高評価をゲットすることができます。

 

もし経営的な質問をするのであれば、質問内容のことは、単発の質問で終わらないように、会社のHPやインターネットで、よく調べておくことをおすすめします。

 

質問するのに、よく調べておきましょうというのは、ちょっとおかしいかもしれませんが、

 

中高年の面接での「最後に何かご質問はありますか?」は、『最後の質問』をする時間ではなく、『最後のアピール』をする機会と考えるようにしてください。

 

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