面接の終わりに、「最後に何かご質問はありますか?」と採用担当者から聞かれて、「はい、特にありません」と答えている中高年はいませんよね?
この「最後に何かご質問はありますか?」というのは、結構な確率で面接の終わりに聞かれると思いませんか?
「聞きたいことはたくさんあるけど、下手な質問をして、マイナスなイメージを持たれたくないし・・・」
「実際のところ、入社してみないと分からない部分が多いから、こちらから質問することはしていないなぁ」
今回は、採用担当者から面接の終わりにある「最後に何かご質問はありますか?」について、どんな質問をして良いのか分からないと疑問に思っている中高年に、面接の最後の質問で高評価がゲットできるおすすめの質問事例を書いていきます。
目次
面接終わりの質問で高評価をゲットできるのか
面接の最後に、採用担当者に良い印象を持ってもらうことは、何か面接中にうまく回答できないことがあっても、それを帳消しにしてもらえるかもしれないという、とても重要な意味を持ちます。
人は、前半部分よりも後半に受けた印象の方が強く残りますので、面接終わりの質問が中高年らしく的を射た良い質問であれば、確実に高評価をゲットすることができます。
では、どのような質問をすれば良いのでしょうか。
例えば、
◆御社の中長期的な事業計画を教えて下さい。
◆御社の平均年齢と平均勤続年数はどのくらいですか?
◆(私は〇〇〇業界での経験がありますが)どのような勉強をしておけば良いでしょうか?
のちほど、詳しく説明していきます。
【中高年 転職・再就職】面接を成功させる7つの法則~後編~でも、面接終わりの質問の重要性をお伝えしています。ぜひ読んでください。
【中高年 転職・再就職】面接を成功させる7つの法則~後編~ | 中高年が失業から再就職 | 転職を大成功させて幸せを掴むブログ
この記事を読んでもらえれば、面接終わりの最後の質問で迷うこともなくなり、好印象・高評価をゲットしてもらえること間違いなしです。
面接終わりの質問で汚名返上することも
私は人事総務職として過去に1000人以上の書類選考を行い、300人を超える面接を行なってきました。
採用担当者からしてみると、聞き忘れたことがないかの最終確認、または疑問に思っていることをできる限りクリアにして帰って欲しいという思いで聞いてくるので、特別に何かを意図して聞いているということはありません。
まぁ、多くの場合は形式的に聞いていると思っていいと思います。
ただし、「何か質問をありますか?」と聞いて、特にありませんと返答されても、
「一つくらいは質問してくれてもいいのに・・・」
と、ちょっと寂しくはなりますが、大きなマイナス評価にはしませんでした。
採用担当者も人間なので、評価基準には個人差があることはご理解ください。
ところが、「最後に何か質問をありますか?」と聞いて、よくぞ聞いてくれました、というような素晴らしい質問をしてくれる中高年の応募者には高い評価をせざる得なくなります。
さすがに、面接の前半部分グダグダだった評価を、最後の質問だけで挽回することは難しいですが、評価点の加点を狙いたい中高年は、最後の質問を有効に活用してください。
中高年向けの面接終わりの質問はこの3つ
経験豊かな40代・50代中高年ともなると、「御社の雰囲気はどんな感じですか?」みたいな軽い質問はできませんよね。
ということで、中高年がする質問でもまったくおかしくない、採用担当者に高評価をゲットできる質問を3つほどお伝えします。
中長期的な事業計画を聞く
「御社は、中南米への進出を計画されていると伺いました。どの商品をどのようなスケジュール計画されておられるのか、教えていただける範囲内で結構なので、ご説明いただけますでしょうか」
自分が入社するかもしれない会社の将来性を確認する上で、とても良い質問です。
採用担当者も我が社の明るい未来についての話ができるわけなので、喜んで、気持ちよく事業計画を説明してくれるはずです。
ただし、注意してほしいのは、それが単発の質問で終わらないようにすることです。
採用担当者が、事業計画の説明を一通りしてくれた後、
「今お話しされたことは、こういうことなのですね?それでは現地工場にも、日本から多くの社員が赴任されるということですよね?将来私もそのメンバーに入ることを楽しみしています」
上っ面だけの知識で質問すると、採用担当者から逆に質問された時、墓穴を掘ってしまう事になります。
事業計画等に経営に関する質問をする時は、単発の質問で終わらないように、会社のHPやインターネットで、その質問の内容の事をよく調べておきましょう。
そして、中長期的な事業計画の中に、自分も参画できるということをアピールすることができれば完璧です。
管理職の平均年齢と平均勤続年数はどのくらいですか?
再就職先で入社することになるので、あなたは、中途入社ということになりますよね。
管理職候補としての応募であれば、管理職の平均年齢を聞くことは、ごく一般的です。
この質問も、平均年齢を聞いた後に、「そうなんですね」と聞いて終わりにしないで、自分なりにコメントができるようにしておきましょう。
例えば、
平均年齢が自分の年齢と同じくらいだったら、「同年代の方が多く、とてもやりがいがあります。切磋琢磨して会社を盛り上げて行けそうです」
平均年齢が自分よりも低かった場合、「皆さんお若い方が多いんですね。活気ある職場なんだろうと想像してしまいました。これまでの経験に若い人の考えを取り入れ、良いチーム作っていきたいと思います。
ここでも、さりげなくアピールすることを忘れないでくださいね。
そして、次に勤続年数を聞いたついでに平均年齢を聞いてみましょう。
この質問はアピールするというよりも、社員の入れ替わりが激しいか会社、つまりブラック企業の要素があるかどうかの判断材料の一つとして聞いてください。
いきなり勤続年数の質問をすると、採用担当者が警戒するかもしれませんので、平均年齢を聞いたあとに、セットで平均勤続年数を聞くことで違和感なく答えてくれるはずです。
でも、ほんとうのブラック企業の場合、真実の平均勤続年数は答えてもらえないかもしれません。
どのような勉強をしておけば良いでしょうか?
製紙業界で品質管理をしていた方が、異業界のプラスチック樹脂メーカーの品質管理職に応募した時の面接です。
「私は20年間、製紙業界で仕事をさせてもらい、紙の生産管理については、熟知していますが、樹脂に関する知識に乏しく、入社前後にどのような勉強をすればよろしいでしょうか。また必要な資格などあれば、教えて下さい」
前向きで熱意のある、採用担当者に好印象を与える良い質問です。
採用担当者は、異業界からの再就職ということを承知で書類選考を通過させているので、現時点で知識や経験がないことを恥じる必要はありません。
少しハードルの高い要求があったとしても、知識や経験不足は努力でカバーすると前向きなコメントをするようにしましょう。
ただし、できないことを無理して、「できます」と回答することは避けた方が良いです。
私は、15年間勤めた会社を解雇された後、早く仕事がしたいという思いが強かったため、内定をもらった会社を調査もせず、ブラック企業に入社してしまったという苦い経験があります。
総務職で応募して、このブラック企業の面接を受けたのですが、最終面接で社長から、
「できれば経理の仕事も少しやってもらえると助かるんだけど・・・」
と言われ、内定が欲しい一心で、
「頑張ります!」
と答えたばかりに、このブラック企業に入社した後、できない経理業務を深夜までやらされ、大変な思いをした経験があります。
面接では、できないことを安請け合いしては絶対にしてはいけません。
解雇された時のことやブラック企業の入社に至るまでの話に興味のある方は、プロフィールをどうぞ。
プロフィール | 中高年が失業から再就職 | 転職を大成功させて幸せを掴むブログ
【中高年 再就職】恐怖!ほんとうにあったパワハラの話しと回避方法に、ブラック企業でパワハラを受けた話を詳しく書いています。
【中高年 再就職】恐怖!ほんとうにあったパワハラの話しと回避方法 | 中高年が失業から再就職 | 転職を大成功させて幸せを掴むブログ
御社の良いところを一つ(おまけ)
「御社の良いところを一つ教えて下さい」
その場の雰囲気を見て、聞けそうな雰囲気であれば、私が再就職活動をしていた時に必ずしていた質問です。
この質問の目的は、相手にプラスの評価をしてもらうことではありませんし、すべての面接で使えるという質問でもないので、ご注意ください。
この質問を面接でする一番のメリットは、その会社の社風・風土・文化が、従業員目線で教えてもらえるところです。
「横のつながりが強く、何でも言える環境です」
「考えるより、まずはやってみよう。というチャレンジ精神旺盛な人が多い会社です」
「業界内では比較的、給与水準が高い方だと思います」
「会議も少なく、残業時間が少ない。ワークライフバランスがしっかりしている」
会社というよりも、採用担当者の一社員としての本音が聞ける、結構有効な質問なので、雰囲気を見て、質問してみてはいかがでしょうか。
まとめ
採用担当者から面接終わりに、「最後に何かご質問はありますか?」と聞かれた場合、必ず何か質問をするようにしましょう。
◆御社の中長期的な事業計画を教えて下さい。
◆御社の平均年齢と平均勤続年数はどのくらいですか?
◆(私は〇〇〇業界での経験がありますが)どのような勉強をしておけば良いでしょうか?
上記のような、中高年らしく的を射た良い質問であれば、確実に高評価をゲットすることができます。
もし経営的な質問をするのであれば、質問内容のことは、単発の質問で終わらないように、会社のHPやインターネットで、よく調べておくことをおすすめします。
質問するのに、よく調べておきましょうというのは、ちょっとおかしいかもしれませんが、
中高年の面接での「最後に何かご質問はありますか?」は、『最後の質問』をする時間ではなく、『最後のアピール』をする機会と考えるようにしてください。
おすすめ転職求人サイト
★★リクナビNEXTが選ばれる理由★★
■リクナビNEXTだけの限定求人が約85%:転職者の約8割が利用
<こんな人にオススメ>
・どの転職サイトを使うか迷っている
・すでに転職活動を進めている
・転職を考えているが、何から始めたら良いかわからない
・初めての転職で、どのように始めるのがベーシックなのかわからない
■スカウト登録で企業や転職エージェントから直接オファーが届く!
職務経歴や希望条件を登録しておくだけで、企業側からのアプローチを受けることが可能。
今は未だ転職意向が低いユーザー様にとっても、自分の可能性を広げる機会として活用。
<こんな人にオススメ>
・自分のスキルを活かせる職場に行きたい
・良い企業からアプローチがあれば転職を考えてもいい
・いろいろな仕事を知って視野を広げたい
■グッドポイント診断で自分の強みを分析!
人にはそれぞれ強みがありますが、自分では客観的に把握しづらいもの。
会員登録することで受診できるグッドポイント診断は、リクルートキャリアが持つ独自のノウハウを活かして開発した本格診断サービス。
診断に答えることで強みが見え、診断結果は自己分析にも活用できる。
<こんな人にオススメ>
・自分の強みがうまく語れない
・転職意向はないが、診断には興味がある
・日頃の仕事の中で自信が持てなくなってきている
↓ リクナビネクストのWEBサイトをチェックする ↓
公式サイト:MIIDAS
《200万人の年収データから、あなたの市場価値を見出します!》
・転職別、年齢別、学歴別の年収データ(200万人以上)の年収データを全て公開
・あなたが比較したい人(属性)と自分の年収を比較できる
《7万人の転職実績データから、あなたの本当の市場価値を見出します! 》
・自分と同じようなキャリアを持つ人材が、どんな仕事に、どれくらいの年収で転職しているのかを知ることができる
・2000以上の求人の中から、あなたを求めている求人だけがわかる
《あなたの本当の価値を確実に企業に伝えます! 》
・職務経歴書、履歴書の作成、カウンセリング等一切不要
・MIIDASは、求人企業にあなたの価値(キャリア)をあなたにかわって継続的に売り込み
↓ MIIDASのWEBサイトをチェックする ↓
おすすめ 中高年就職支援センター
都内で働くことを希望する 30~54歳の就職・転職を全て無料サポート
【実際に利用して良いと思ったポイント】
1.心から寄添ってくれる専任のキャリア・コンサルタントがサポート
2.合同面接会などのイベントが毎日開催! 仲間との交流・情報交換のチャンス
3.運営は東京都という安心感。施設もきれいで静か
4.独自の非公開求人案件が多数!
↓ 東京しごとセンターのWEBサイトをチェックする ↓
【30分間無料相談について】
次のような事でお悩みではありませんか。
✓面接方法やキャリアシートの書き方のアドバイスが欲しい
✓退職する事が決まっているけど、何から始めて良いか分からない
✓今の会社はもう限界、でも家族の事を考えると辞められない
✓将来が不安、キャリアプランの見直しがしたい
✓自分は何がやりたいのか、何に向いているのか分からない
家族や知人、会社の同僚にもご相談できないお悩みをお伺いします。
「あなたの適性、能力、経験を深く掘り下げて、最適な解決策をご提案します」
=========================================================
無料相談 5つのお約束
・守秘義務を遵守徹底しています。ご相談者様から伺った内容の漏洩は絶対にしません
・ご相談後、必ずしも有料相談の依頼をする必要はありません
・こちらから有料相談の契約を提案することはしていません
・無料相談は、お話しを伺うことと解決策を提示するだけです
・無料相談は、画像なしの音声のみで行います。
=========================================================
相談はSkype、またはスカイフォン(スマホアプリ)の音声のみで行います。もちろん匿名で、カメラなしで実施いたします。
◆Skype のインストール方法
◆スカイフォンのダウンロード←超!簡単設定
※Skype、スカイフォンともに無料でご利用いただけます