【中高年　再就職】仕事はコンビニ経営　説明会レポート～ローソン編～

今回は、少しでも再就職で苦労されている中高年の将来の仕事の選択肢の一つになればと思い、コンビニのフランチャイズのローソンの説明会に参加してきました。

 

再就職先、新しい仕事はコンビニ経営への道ということで、説明会のレポートをいたします。

 

感想はあくまでも個人的なものになりますが、よければ参考にして下さい。

 

説明会の参加人数は、私を含めて3名でした。

 

他の2名の年齢は、55歳以上の中高年で10歳近く年上という印象でした。

 

土地も店舗もローソンに用意してもらうFC⁻Cnというタイプを希望されているとのことでしたので、特に今、仕事でご商売をされている方々ではないです。

 

ちなみに、このFC-Cnを選択される方が95％とのことでした。

仕事はコンビニ経営：フランチャイズ開業資金

 

まずは最大の関心事の一つであるお金です。

中高年がコンビニ経営を仕事にする場合、どのくらいの資金を準備しなければいけないのでしょうか。

◆契約時必要資金：１００万円

※内訳：開店準備手数料　50万、研修費　50万

 

◆その他諸経費：５０万円

※釣銭準備金、食品衛生責任者、酒類販売管理者免許等取得費用

 

◆生活費：約2.5か月

※開業前1か月、開業後の1.5か月収入が途絶えるため　

 

中高年がコンビニ経営を仕事とするには、無収入期間の生活費を除いて最低でも4.5百万円の開業資金を準備しておく必要があると思っていましたので、少し以外でした。

 

ローソンがいただく開業資金はこれが全てとのことでした。

仕事はコンビニ経営：フランチャイズ　契約条件

契約条件については、下記4つの条件があります。

 

1）20歳以上（上限なし）

2）店舗専従者2名（夫婦、もしくは三親等内の親族）

3）開業店舗20㎞圏内（通勤時間30分以内）※1

4)  開業より10年間

※１　該当エリアに店舗がない場合は、転居費用が100万円の支援制度あり

 

コンビニは中高年夫婦、または親子での開業が基本のようです。

 

奥様も接客という仕事が好きで、コンビニ経営に興味があれば、前向きに検討されても良いかもしれませんね。

仕事はコンビニ経営：収益モデルケース

次に１か月の平均的な収益のモデルケースを見ていきましょう。

 

①　1店舗の平均的な売上額：１,５００万円

 

②　仕入れ商品原価　：１,０３０万円

 

③　純粗利高　：４７０万円（①－②）

 

④　ローソンチャージ（ロイヤリティ）：約２５０万円（③の45％）

 

⑤　オーナー収入：２２０万円（③⁻④）

 

⑥　店舗　営業経費：１８０万円（アルバイト人件費、光熱費、備品、産廃処分費等）

 

⑦　店舗　利益：４０万円（⑤⁻⑥）

 

⑧　加盟店サポート：１０万円～１５万円（見切り品・処分品の一部負担＋店舗光熱費）

 

⑨　オーナー　純利益：５０万円

 

ザックリとですが、こんな感じでした。

 

コンビニオーナーの１店舗の平均的な収入は、５０万円ということです。

 

まずローソンチャージというロイヤリティ４５％ですが、どこのコンビニも同じようなものなのですが、さすがに高いですよね。

 

ローソンの看板や商品使用料、IT技術や情報の共有、さらに店舗の賃貸費用としても45％は高すぎませんか・・・と思ってしまいました。

 

ローソンは24時間営業なので、オーナーは夜中に仕事をすることもあるわけです。

 

人件費を削減しようとすれば、オーナーが実際に店頭で仕事をする時間を増やさなければならないため、それに伴い休みが取れなくなるということになります。

 

夫婦で仕事をして週1回のお休みしかとれず、その収入が50万円。

 

「コンビニって以外と儲からないんだ」

 

というのが率直な感想です。

 

【厳選】中高年 独立して成功できそうなフランチャイズ3選もよかったら読んで下さい。

仕事はコンビ経営：多店舗経営をすれば儲かるのか

コンビニのフランチャイズは多店舗経営していかないと儲からないという話をよく聞きます。

 

中高年夫婦で仕事を頑張っても１店舗の平均的な収入が想像していたよりもかなり低かったため、担当の方に多店舗にすると収益性はどう変わるのかを伺ってみました。

 

具体的な数字は教えていただけませんでしたが、複数店舗にすることにより、中高年オーナーが店頭に立って仕事をする時間が必然的に少なくなりますよね。

 

そうすると、中高年オーナーの仕事量をアルバイトが補うことになり、その分の人件費がかさむことになりますから、2店舗目以降の収入は1店舗目よりも減少することが多くなるそうです。

 

まあ、店舗の売り上げにもよりますから、あくまでも一般的にということらしいですが。

 

多店舗経営されるオーナーさんは、2店舗目からは法人化されるそうです。

 

法人化することにより、様々な税制のメリットがありますからね。

 

個人事業主が法人化するメリット

 

ちなみに、店舗に関わる収支管理はすべて本部が行ってくれます。

 

独立すると会計業務の心配もありますが、この仕事を本部がやってくれると助かります。

本部のサポート　ローリスク・ローリターン

コンビニ経営という仕事は、本部がいかにオーナーをサポートしてくれるかが成功のカギを握っています。

 

ローソンはどうでしょか。

 

結論から言うと、手厚いなぁと感じました。

 

開業してからのサポートですが、例えばこういうものがあります。

 

◆見切品・処分額の一部負担

どれだけ商品を処分したかによってもその負担の割合も変わってきますが、仕入れた商品が売れなくて処分することになった場合、ローソンがその費用の一部を負担

 

◆光熱費

上限25万円として、その費用の半分を負担してもらえます

 

◆最低保証制度

年間１８６０万円（月額155万）を本部が保証してくれます。

 

年間１８６０万円というのは、年間の1店舗あたりの最低の営業経費が基準になっているみたいです。

 

要は、営業不振でアルバイトの給料やその他の経費を業者に払えない状態では、ローソンブランドに傷がついてしまうため、月額155万円は保証しましょうということです。

 

◆スーパーバイザー（SV）の運営サポート

 

店舗型のフランチャイズでは、よく聞くサポートです。

 

・開業前準備のガイド

・開業後の実践的サポート

・品揃えや棚割りアドバイス

・売上向上の戦略相談

 

◆エリア会の開催

加盟店と本部が共に成長していくことを目的に近隣のオーナーが集まり情報交換の場を提供しているそうです。

セブンイレブンは、絶対にオーナー同士は交流させないそうです。

 

さすが大手コンビニエンスチェーンのローソンだけに、充実したサポートプログラムです。

 

あれだけの高額なロイヤリティが発生するので、このくらいは当然なのかもしれませんが・・・

 

ここまで手厚い本部のサポートがあれば、中高年のあなたが最も気にしている独立開業の成功率はきっと高いと思います。

 

コンビニ経営という仕事に少し興味を持っていただけましたか。

 

開業資金を１０００万円用意しなければいけないフランチャイズはたくさんある中、ローソンは、150万円の開業資金が必要ですが、平均で50万円の収入を得ることができます。

 

コンビ二のローソンは、ローリスク・ローリターン型のフランチャイズという感想を持ちました。

 

【低資金で開業】中高年の未経験者でも成功できるフランチャイズを見つけちゃいました、もどうぞご覧ください。

仕事はコンビニ経営：売上不振で途中解約はできるのか

コンビ二経営を仕事にしようと考えている方にとっては気になるところですよね。

 

いきなり10年間の契約を交わされますので不安です。

 

例えば、

 

・病気になって仕事が継続できなくなってしまった。

 

・近くに大型スーパーが進出し、売上が激減した。

 

・すぐとなりに競合のコンビニがオープンし、売上が激減

 

このような場合は、違約金なしで解約が可能とのことでした。

たまたま近所にスーパーや競合ができてしまい、成績不振に陥ってしまったけど、まだまだローソンの看板を借りて頑張りたいという中高年のオーナーには、新たに加盟金の支払いを要求せずに、新規店舗を紹介してくれるみたいです。

まとめ

 

先月、ローソンの顔とも言える玉塚代表取締役会長が退任されました。

 

詳しい事情は分かりませんが、

 

「私たちは、みんなと暮らすマチを幸せにします」

 

という企業理念のもと、玉塚さんが進めてきたマチの健康ステーションという健康重視のヘルスケア事業や世界No1の製造小売業を目指す事業モデルにはとても魅力を感じました。

 

本部のサポートが手厚く、成功率が高いという感想です。

 

機会があれば違うコンビ二の説明会に参加したいと思います。

 

再就職に苦しむ中高年のあなたへ

 

再就職先、新しい仕事の選択肢の一つとして、話だけでも聞きに説明会へ行ってみてはいかがですか？

【中高年　再就職】仕事はコンビニ経営。説明会レポート～ミニストップ編～もご覧下さい。

 

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