【中高年】の心の健康 うつ病になる危険性が高い40代・50代について書いていきます。
目次
40代、50代の中高年はうつ病になる危険性が最も高い
40代、50代の中高年の方は、過度なストレス状態が続くと心の健康が害され、うつ病になってしまうということをもっと危機感を強く持ち、うつ病に関する知識を深めるべきです。
うつ病への危機感を持ち、知識を深めておくことで、
✔自分自身のうつ病の予防になる
✔周囲にうつ病患者がいた場合に適切な対応がとれる
それくらいうつ病は身近な病気となり、かつ、現代病として深刻化しています。
厚生労働省が3年ごとに行っている患者数調査によると日本全国の躁・うつ病の患者総数は、約116万人だそうです。(統合失調症の患者数77万人を加えると193万人)
162万人のがん患者数と比較すると、躁・うつ病の方がいかに多いかがわかってもらえるかと思います。
そしてこの数字は病院に行って治療を受けている方の数字であり、潜在的な患者数はもっと増えてくることは間違いないでしょう。
躁・うつ病患者 116万人のうち、40代が21.6%、50代が16.3%と、全体の約4割近くをこの二世代が占めています。
中高年である40代、50代は、うつ病になる確率が極めて高いということです。
うつ病の予防は、誰かに相談・逃げ場を用意・逃げる勇気
私は今から約3年前に40代で失業して路頭に迷い、うつ病になりかけました。
どうしてうつ病になりかけたかは、プロフィールに詳しく書いています。ぜひ読んでください。
プロフィール
失業してからの仕事探し・再就職活動でようやく再就職できた会社が、超絶なブラック企業で、通勤が苦痛で、会社へ行くのが毎日嫌で嫌でたまらなかったです。
しかし・・・
・失意のどん底からようやく掴んだ再就職先、もう二度と家族を路頭に迷わすことはできない
・時間が経てば、仕事も覚えて環境に馴染めるはず
・あの仕事探し・再就職活動中の「孤独」と「不安」は二度と味わいたくない
このような思いと戦っていました。
入社1か月くらい経った頃だったと思います。
会社の最寄り駅に着くと、毎日必ず見えない圧迫感のある黒い壁が私の目の前にあるような感覚を覚えるようになりました。
心が「会社に行ったらダメッ!」と遮っているようでした。
夜も寝つきがだんだん悪くなり、毎朝起きることが辛くなっていきました。
そして、夜中に大きな声でうなされていたようです。
「もうお願いだから、会社辞めてよっ」
うなされていた翌朝、心配してくれていた家内はよくこのように言ってくれました。
苦痛からの逃げ場を用意してくれていた家内には、ほんとうに感謝しています。
入社して3か月目に入ったあたりから、次第に食欲もなくなってきました。
「このままではうつ病になる。もう会社辞めよう。」
3か月という超短期間でしたが、退職しました。
うつ病になりかけていたのか、実はうつ病になってしまっていたのかは、今となってはわかりませんが、私の場合、家族に相談できたことと、逃げ場を用意してくれていたこと、そしてもう一つ、逃げる勇気を家内が承認してくれたことが、うつ病にならなかった要因だったと思います。
「せっかく入った会社だから、もう少し我慢してみれば」
「また、あなた失業生活に戻るの?」
「この先どうなっちゃうの?」
と、いうような私を追い詰めるような言動は一切なく、ずっと逃げ場を用意してくれていました。
✔誰か身近な人に相談
✔逃げ道を用意しておく
✔逃げる勇気を持つ
この3つが、身をもって経験したうつ病にならないための教訓です。
心の健康維持には、趣味や楽しい習慣を身につける
40代・50代の中高年は、管理職という立場で仕事をされている方が多いですよね。
上司からの理不尽な要求に耐え、さらに自分の思い通りに動いてくれない部下の管理等々、日常から多くのストレスを抱えています。
この上司や部下への不平不満を肴に気の合う同僚と居酒屋に行っては大いに盛り上がる。
中高年サラリーマンが溜まったストレスを発散する王道です。
たまにはパーッとストレス発散したくなりますよね。
ただ、お酒を呑みに行くと心の健康は多少は回復できても、体の健康を損なう恐れがありますし、ふところにも優しくありません。
やはりストレスを回避できる趣味や楽しい習慣を身につけることが理想だと思います。
ストレスを受入れて、そのストレスとうまく付き合う事が心の健康を維持する上で重要とかよく言われています。
私の会社のAさんの例です。
Aさんは、社内の人間関係と業務量過多で悩んでいました。
ミスを連発し、毎晩眠れないのか、いつも寝むそうな目をして、身なりもどんどんだらしなくなり、危険信号を発信していたのです。
明らかにうつ病の兆しがありました。
当時私は産業カウンセラーの資格を取ったばかりということもあり、こちらから声をかけたところ、Aさんは助けを求めてきました。
カウンセリングの様な真似事で、話しを聴いてあげただけでしたが、
「だいぶ気持ちが楽になった・・・」
と、感謝されて私も嬉しくなった事を覚えています。
現在Aさんは、うつ病になりかけていた事を全く感じさせないほど元気です。
心の健康をしっかりと維持しています。
当時のカウンセリングの時、私は一つだけAさんにアドバイスをしました。
それは、
「仕事を忘れられる様な趣味を作ってみれば」
でした。
Aさんは、私のアドバイスを実践してくれて、昔から興味のあったラジコンを始め、今では仕事そっちのけで、どっぷりと趣味の世界にハマっています。
趣味中心のライフスタイルにシフトしたことにより、相乗効果で仕事にも集中できるようになり、心に余裕ができたみたいです。
うつ病の予防には、不安や苦痛と言ったストレスを発散することがいかに重要であるかを思い知らされ、とても良い勉強の機会を与えてもらいました。
それから・・・
心の健康維持・うつ病予防は、話を聴くこと・聴いてもらうこと
「辛いことを人に聞いてもらう」ということがうつ病予防に凄く効果があるということも改めて認識することができました。
皆さんは「カタルシス効果」とい言葉を聞いたことがありますか?
カタルシス効果(cathartic effect)
心の内にあるさまざまな不安やイライラ、苦悩や怒り等の感情を言葉にして表現すると、その苦痛が解消され、安堵感や安定感を得ることができます。これを精神分析の用語では、カタルシス効果と呼び、「心の浄化作用」とも表現されます。
(出典 gooヘルスケア)
先ほどの中高年サラリーマンが、居酒屋で上司や部下のグチを肴に呑んでストレスを発散させるというのもこのカタルシス効果です。
人は、話しを聴いてもらうことでポジティブなことは倍になり、ネガティブなことは半減すると思います。
ただひたすら人の話しを聴いてあげることは、簡単そうで実は結構難しいです。
どんなに聴き上手な人でも、途中でどうしても自分の意見や感情が入ってしまうものです。
一度奥さんや友人、会社の部下の方を相手に試してみてはいかがでしょうか。
難しいですが、うつ病の予防になります。
それと、コミュニケーション能力もアップしますよ。
夫婦円満、会社での人間関係もきっと良くなるはずです。
心の健康維持、うつ病予防には、話しを聴いてあげること、話しを聴いてもらうことが効果的です。
一人で悩まないで、誰か身近な人に相談すれば うつ病は予防できる
今から7年ほど前の前職で人事採用担当をしていた時の話です。
中高年で40代の男性Bさんをこれまでの経験を評価して営業職として採用しました。
最初の2~3か月は元気に頑張っていましたが、そのうちミスが目立つようになり、直属の上司からも
「ミスが多すぎる」
「仕事の覚えが悪すぎる」
「このまま会社に残っても会社にとっても、本人にとっても良いことがない」
かなり厳しい内容の報告が多くなってきたため、Bさん本人を呼んで二人で面談を行いました。
その場でBさんから、
「この間、病院に行ったら、うつ病と診断されました。」
という衝撃的な申告があったのです。
結局、本人に退職勧奨を行い、納得してもらった上で退職してもらいました。
当時は私自身もうつ病に関する知識が全くなく、とても慌てました。
「会社のせいでうつ病になったので、損害賠償請求させてもらいます」
という最悪の事態を回避する為に、表向きはただひたすらにBさん本人の将来を考慮しているということにして、
「休職ではなく、今は仕事の事を完全に忘れて、ゆっくりと休んだ方が良いよ」
という半ば強引な説得をしていました。
いくら独身とはいえ中高年の40代の方にあまりにもひどい仕打ちでした。
まだ、うつ病の知識が全くなかった時の話ですが、人事としては失格ですね。
うつ病の方に対し、当時の私の様な対応をする中小零細企業は、まだまだたくさん存在しているような気がします。
うつ病という言葉の世間のイメージは、とてもネガティブです。
ただでさえ厳しい中高年の仕事探し・再就職活動です。
そこにうつ病の治療歴が加わるとどうなるか?
結果は火を見るより明らかです。
40代、50代の中高年に限ったことではないですが、うつ病になってからでは遅いです。
最後にもう一度書きます。
うつ病は予防できます。
一人で悩まないで、誰か身近な人に相談して下さい。
体だけではなく、心の健康にも気を使いましょう。
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