【中高年】退職に追い込む卑劣な再就職先でのいじめやパワハラ

コンチバです。

今回は、中高年を退職に追い込もうとする再就職先での卑劣ないじめやパワハラについて書いていきます。

 

中高年の再就職でのいじめやパワハラ

「コンチバさん、私の友達の話を聞いてもらえますか。こんなことして許されるんですか？」

 

先日、知人が怒りをあらわにして、私に話しかけてきました。

 

その話というのは、友人が勤務先から受けたパワハラというよりも陰湿ないじめの話でした。

 

誰もが知っている一部上場の有名企業で中高年の再就職社員に向けられた陰湿ないじめ、パワハラの実態です。

 

私の知人の友人をAさん、勤務先をY社とします。

 

機械系の開発部門に所属していたAさんは、3年前に同業他社をリストラされました。

 

約6か月間の仕事探しを経て、ほんとうに幸運にもこれまでのキャリアを評価されて同業のY社に再就職することができました。

 

年齢は49歳でした。

 

同業種からの再就職で仕事内容も前職と比べて大差はなく、最初の半年は特に問題なく順調だったのですが、半年が経過したあたりから、年下の上司と仕事の進め方で意見が衝突するようになっていったそうです。

 

コミュニケーションが徐々に無くなり、言葉を交わす機会が極端に減っていき、同じ職場の直属の上司と部下の関係でありながら、いわゆる上司からの無視が始まっていきました。

 

個人的にですが、私はパワハラやいじめの中でこの無視というのが一番嫌いです。

 

過剰な仕事量を与えたり、悪口などの言葉の暴力や人格否定したりすることも決して許されるものではありません。

 

しかし、個の存在を無いものとする無視は絶対に許せない。

 

大の大人になって、無視するなど言語道断！

 

人間のクズですね。

 

私の会社にもクズみたいのがいますが、無視しないだけまだましかもしれません。

 

私のパワハラ体験とその回避方法を書いた【中高年】恐怖！ほんとうにあったパワハラの話しと回避方法、という記事です。

よかったらどうぞご覧下さい。

【中高年】恐怖！ほんとうにあったパワハラの話しと回避方法

退職に追い込むための根拠のないD評価

上司からパワハラ、いじめを受けていることは周囲の誰もがしるところとなっていきます。

ついこの間、再就職で入ったばかりの中高年　Aさんの味方になる同僚は誰一人としていませんでした。

 

再就職で入ってきた中高年社員の相談に乗って上司を敵に回すような同僚はいません。

 

上司と同僚とのコミュニケーションが取れなくなると、当然仕事が滞ってしまう機会が増え、仕事が回らなくなります。

 

そうすると、Aさんの人事評価に大きな影響が出てきます。

 

このY社の腐り具合は、ここからが本番です。

 

会社をあげて腐っているため、無視する上司や相談に乗ってあげる同僚がいないのも納得できます。

 

人事評価で3期連続D評価になると、月に1回、語学が堪能な幹部クラス10人くらいの前で英語でのプレゼンをするというペナルティーを人事評価が変わるまで科せられるのです。

 

テーマは、会社の将来や自分の仕事のことや、どうして評価がD評価になったのか等々。

 

プレゼンの内容もさることながら、英語でのプレゼン能力、スピーキング力も指摘問われるとのことです。

 

Aさんは英語があまり得意ではなく、高い授業料を自腹で払い、英会話教室にも通いました。

 

開発部門とはいえ、仕事で英語を使うことはありません。

 

なぜ、Y社は英語を使うことのない再就職で入社した中高年のAさんを始めとする3期連続D評価者に英語でプレゼンをさせるペナルティーを科すのでしょうか。

 

社員の能力開発や自己啓発といった類の社員のモチベーションを向上させるものでないことは明白ですよね。

 

そうです、退職に追い込むためです。

 

早期退職や退職勧奨ではなく、あくまでも自己都合退職をさせようとする卑劣極まりない完全なブラック企業です。

 

ブラック企業の見破り方について書いた【中高年】必見！ブラック企業を見破る3つの方法、も是非読んでください。

【中高年】必見！ブラック企業を見破る3つの方法

現在、Aさんはうつ病になり、休職中とのことです。

 

ただし、復職はもう絶対にしたくないと話しているそうです。めたくても我慢し続けたAさん

 

Aさんは49歳で神奈川県某所に持ち家があり、奥さんと中学生と高校生の二人のお子さんの4人家族。

 

住宅ローンやこれから増え続ける二人のお子さんの教育費の事を考えると、どんなに苦しくて辛くても辞めずに我慢し続けました。

 

私の知人からはAさんの気持ちは聞いていないので、あくまでも推測になってしまいますが、4年前にリストラされ、失業という憂き目を経験しているので尚更だったのではないでしょうか。

 

私も4年近く前に会社を解雇され、失業を経験しています。

 

一家の長として家族を路頭に迷わしたことに対して、とにかく申し訳ない気持ちでいっぱいでした。

 

そして自分自身も将来が不安で仕方がなかったです。

 

失業期間中の家族への想いや自分の不安感を書いた【中高年】失業中の旦那さんを元気にする7つの言葉、も是非。

Aさんは我慢してしまった結果、うつ病になってしまい、失業をした時よりもはるかに家族に心配をかけてしまったことになります。

中高年の再就職がよく陥るワナ

中高年は若者と違って、再就職先の環境や仕事に慣れるまでに時間がかかります。

 

「前職ではこういうやり方はしていない」

 

「俺が責任者だったら、こうなっていなかったのに・・・」

 

再就職先と前職とを常に頭の中でこんな感じで比較しています。

 

前職＞＞＞＞＞再就職先

 

この気持ちが、ふとした時に態度や言葉に出てしまうのです。

 

ずっと前から再就職先で仕事をしていた人は、

 

「何なんだよ、あのおっさん。俺たちのこと見下しやがって！」

 

と、なります。

 

そうなると、コミュニケーションが無くなり、徐々に関係が悪化し、古くからいる社員からのいじめや上司のパワハラを受ける可能性が高まってくるというわけです。

 

再就職や転職してくる中高年にも非はあります、でもパワハラやいじめは絶対に許せるものではありません。

 

中高年の再就職にはこうしたリスクが付き物です。

 

【中高年】再就職・転職を絶対に失敗させない5つの心得を是非読んで参考にして下さい。

我慢をしない勇気

私にはAさんの気持ちがよくわかります。

 

再就職先で2度もパワハラで苦しんだ同じ経験を持つ者として、この話を聴いて心が痛みました。

 

Y社にもAさんの上司に対しても憤りを覚えました。

 

でも、このAさんが教えてくれた教訓を活かすのであれば、再就職先でパワハラ・いじめで辛い思いをしている方は、我慢をしない勇気も持って欲しいです。

 

家族のことを思って再就職先での苦しくて辛い日々を我慢した結果、うつ病になり余計家族を悲しませることになってしまうことだってあります。

 

その我慢があなたのこれからまだまだ長い人生を台無しにしてしまうことだってあります。

 

自分のことを見つめ直して、我慢しない勇気を発動させてみるのも良いかもしれません。

 

ハウスクリーニングやタクシードライバー、コンビニフランチャイズのオーナー、どれも

中高年の未経験者からでも立派にビジネスとして成功できます。

 

上の3つの仕事について書いたブログを是非読んでください。

【中高年】独立の成功確率を高める！知っておきたいハウスクリーニングの開業

なぜ、中高年の転職・再就職先にタクシードライバーが人気なのか

 

我慢しない勇気だって大切です。

 

そして、家族を悲しませることだけは絶対にしないでくださいね。

 

再就職のこと、パワハラで苦しんでいること、企業独立のこと、何でもご相談に乗ります。

 

 

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