再就職の面接で結構よく聞かれる『長所と短所』の答え方がよく分からない、苦手という中高年はいませんか?
中高年の再就職の面接に限らず、すべての年代の面接で聞かれるのが、この「あなたの長所と短所を教えて下さい」という定番の質問です。
「採用担当者は、どんな意図で長所と短所を聞くの?」
「長所と短所って、何を言えば良いのか、いまいち良くわからない」
「長所は、まあまあ上手く言えるけど、短所って、どこまでホントの事を言えば良いの?」
実際のところ、自分が答えている『長所と短所』が、正しいのかどうか不安に思ってる再就職活動中の中高年も多いのではないでしょうか。
今回は、面接の定番質問の一つである『長所と短所』の失敗しない、あなたの再就職活動を成功に導く、答え方について書いていきます。
目次
再就職を成功に導く面接の『長所と短所』
定番化されている面接時の質問なので、採用担当者によってその意図するところに多少の違いはありますが、実に奥が深く、面接で聞かれる質問の中でも重要な位置づけなのが、この『長所と短所』です。
【中高年 再就職】面接対策は万全!5つの定番質問の正しい答え方では、その他の面接質問される定番の質問の答え方について書いています。是非読んでください。
【中高年 再就職】面接対策は万全!5つの定番質問の正しい答え方
では、どうすれば失敗しない、再就職を成功させるような回答をすることができるのでしょうか。
それは、採用担当者がどうして『長所と短所』の質問をするのか、その目的を理解することで、あなたの回答の評価もグッとアップします。
面接時に『長所と短所』を聞く目的とは
【長所を聞く目的】
◆職務経歴書に書いた実績や成果をあなたがどのように長所を活かして、実現・達成できたのかを裏付ける
◆自分の長所をどの程度分析できているかの確認
◆長所に紐づいた成功実例を聞くことで、我が社でも活躍してもらえるかのイメージをする
【短所を聞く目的】
◇単純にあなたの欠点を聞いて、真正直に答えてしまった場合、その短所が業務に支障をきたすかどうか
◇自分の短所をどの程度分析できているかの確認
◇短所に紐づいた克服実例を聞くことで、あなたの問題発見力や課題解決力、短所克服に向けた行動力をチェック
面接時の『長所と短所』の答え方のポイント
【長所 回答のポイント】
◆職務経歴書に書いた代表的な実績・成果を実例、エピソードを交え、あなたの長所と絡めて回答する
◆複数の長所の回答を用意しておき、できればプライベートの実例も交えて回答できること
◆あなたの長所が、面接を受けている企業の業務でも即戦力として活躍できることを添える
【短所 回答のポイント】
◇短所=欠点です。真正直の回答は控える
◇回答しても支障のないレベルの短所をいち早く自分でも認識することができて、どのように克服したのかを実例、エピソードを交えて回答できること
(仕事には支障がない事を強調するため、プライベートでの実例・エピソードでも可)
ここまで中高年の再就職を成功に導く、面接の『長所と短所」の答え方のポイントは説明しました。
このあと、中高年が、面接時の『長所と短所」を具体的にどう答えれば良いか説明していきます。
さらに読み続けて、具体的な答え方を理解してもらえれば、あなたの面接の『長所と短所」に対する疑問点は、きっと解消されるはずです。
そして、自信を持って再就職の面接に臨むことができるようになり、また一歩、再就職の成功に近づくことでしょう
再就職を成功に導く面接の『長所と短所』の答え方
上の『長所と短所』の答え方のポイントをもとに、中高年がどのように答えれば良いのか、具体例をあげていきたいと思います。
長所の答え方 回答例
職務経歴書にも書かせていただきました売上実績の達成率やキャンペーン表彰の実績は、この持ち前の責任感があったからこそ達成できたものになります。※1
『私の言う事なら間違いない』、『私のために契約をしてやるか』、必ず責任を果たしてきた私が得た信頼で、このようにおっしゃっていただけるお客様を数多く獲得することができました。※2
『約束は必ず守るという強い責任感』は、社内からの信頼を得ることにもつながり、業務をスムーズに進めるという効率化を図ることもできました。
私の長所は、コンプライアンスや伝統を重んじる御社の事業方針に合致しており、御社の業績に貢献できると確信しています※3」
《ポイントの解説》
※1
職務経歴書の実績や成果が、自分の長所を活かしてどのように達成できたか
※2
実例やエピソードを交える
※3
面接を受けている企業の方針と自分の長所がマッチしていて、業務にも活かせることをPR
短所の答え方 回答例
「私の短所は、自分が良いと思うことに没頭しすぎてしまうことです。エンジニアとして、良い製品を造りたいという気持ちが強くなると、コストや時間を度外視したモノづくりを行っていました。しかし、それではいけないということに自分でも気づきました。※1
良い製品を造ることも大切ですが、利益やどんな特性を持った製品の需要があるのかといった他社製品の研究を行うなど、より広い視野で、かつ経営者の視点も持ちながら、モノづくり進めていくということも重要であると自覚しております。※2
自分の短所を自覚した現在は、マーケティングや経営関連の書籍を最低でも月に1冊を読むことを心掛け、※3技術力だけのエンジニアではなく、マーケットやコスト管理能力にも長けたエンジニアを目指しているところです。そのかいもありまして、上長からバランス感覚が見違えるように良くなったと評価してもらえるまでに至りました※3」
《ポイントの解説》
※1
回答に支障のないレベルの短所を自分でも認識することができている
※2
自分の短所の何がいけないのか分析できている
※3
どうすれば短所を克服できるのかを理解し、克服に向けて対策を実行し、ある程度の克服済みの評価を得ている
この答え方、面接での『長所と短所』ではNG
私は約15年間にわたり、中小企業の採用担当者として、たくさんの中高年を含む約300名以上の採用面接を行ってきました。
面接の時は、必ず『長所と短所』を質問していました。
その中で、圧倒的に多かった、あまり私が好きではなかった『長所と短所』の回答を2つご紹介します。
即不採用という評価をするレベルではないですが、
「この人も同じ答えか・・・、つまらないなぁ~」
という回答です。
「私の長所は、コミュニケーション力です」
面接を受ける再就職活動をしている中高年は、知る由もありませんが、
「私の長所は、コミュニケーション力です」
と答える方が、実に多かったです。
「コミュニケーション力が高いことで、良かったことは何かありますか?」
私が聞くと、そういう人に限って、大した実例やエピソードを持っていません。
他に何か長所ないの???といつも思っていました。
コミュニケーション力と答える場合は、しっかりと実例やエピソードも考えておきましょう。
こんな中高年は再就職できない〜面接で嫌われる5つのタイプ 〜にも、『長所と短所』以外の面接で嫌われるNGな対応が書いてあります。
こんな中高年は再就職できない〜面接で嫌われる5つのタイプ 〜
「私の長所であり、短所でもあるのですが・・・」
この回答もほんとに多かったです。
私は、長所と短所が知りたいのに、それを一緒だと答える人が好きではなかったです。
自己分析ができていないというか、いかにも面接用の安易な回答をしているという印象を持ってしまいました。
例えばこんな感じの回答です。
「私の長所は、行動力です。でもそれは私の短所でもあります。良いと思ったことはすぐに行動に移さなければ気がすまないのですが、結果オーライの時は良いのですが、失敗した時は、もう少し慎重に計画的に行動しておけばよかったと後悔します・・・」
私は、しっかりと長所と短所それぞれ異なる回答をしてくれる方の評価を高くしていました。
まとめ
中高年の再就職を成功に導く、面接時の『長所と短所』の答え方のポイントです。
【長所を上手に回答するポイント】
◆長所は、職務経歴書に書いた実績や成果をあなたの実例、エピソードを交えて回答
◆複数の長所の回答を用意、プライベートの実例やエピソードも交えることができればベター
◆長所と面接を受けている企業の業務とを関連付ける
【短所を上手に回答するポイント】
◇真正直に短所を回答しない
◇回答しても支障のないレベルの短所を認識していて、その短所をどう克服した(している)のかを実例、エピソードを交えて回答
(仕事には支障がない事を強調するため、プライベートでの実例・エピソードでも可)
再就職を目指す中高年にとっての面接というのは、最難関の書類選考を通過して、ようやく辿り着いた、直接自分をPRできる晴れ舞台みたいな場です。
採用担当者からの色々な質問に対し、致命的な失敗をしないためには、やはり事前準備を入念に行うことです。
定番の質問となる『長所と短所』は、事前に回答を準備しておいて決して損はありません。
上記の回答のポイントを参考にして、再就職を成功に導く素晴らしい回答を準備しておきましょう。
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