今回は、大切なキャリアにキズをつけたくない転職・再就職活動中の中高年は必見、ブラック企業を見破る3つの方法について書いていきます。
目次
そもそもブラック企業とはどのような企業のこと
国はブラック企業を明確には定義付けしていないようですが、厚生労働省のHPには次の
ようなことが書かれてあります。
【ブラック企業とは】
① 労働者に対し極端な長時間労働やノルマを課す。
② 賃金不払残業やパワーハラスメントが横行するなど企業全体のコンプライアンス意識が低い。
③ このような状況下で労働者に対し過度の選別を行う、などと言われています。
③の過度の選別を行うというのは、残業強要やパワハラに耐えられる社員の選別、耐えることができなかった社員にはさらなる残業強要やノルマを課して退職に追い込むことです。
社員の人権を無視した奴隷のような扱いで、死を選択しなければいけないほど精神的に追い詰めていくブラック企業は絶対に許せません。
転職・再就職の活動をされているあなたがブラック企業に入社して、精神的に苦しまないために、そして無駄なキャリアを作らないために、その特徴を交えてブラック企業を見破る法則をお伝えしたいと思います。
私も超絶ブラック企業の体験者です。
プロフィール
転職・再就職活動中の中高年は、苦しい就活期間を乗り越えて、ようやく辿り着いた転職・再就職先になります。
家族を守らなければいけないという責任感から、そう簡単には転職・再就職先を辞めるわけにはいかないと思っています。
そして時間の経過とともに、仕事も覚えて転職・再就職先の職場環境に馴染んでいくだろうと考えるでしょう。
私がそうでした。
入社2日目の家内の忠告に従って社会保険加入前に辞めていれば、無駄なブラックなキャリアが付くことはなかったのにと後悔しています。
でもその当時、苦労の連続だった再就職活動の末、ようやく内定を勝ち取った会社をわずか3日で辞め事は出来なかったです。
ブラック企業の入社初日におきた衝撃的な出来事
入社初日にいきなりギョッとさせられる出来事がありました。
自分のデスクに案内された私は、
「ココが私の席??? 共有のデスク???」
と目を疑ってしまいました。
デスクの上が、前任者が退職した後、何も整理してないんじゃないの?
と思えるほど、文具や書類が雑然と置かれたままの状態になっていたのです。
ずっと新入社員を迎える立場で、その準備に細心の注意を払ってきた者としては、この雑然としたデスクにいきなり驚かされました。
さらに引き出しを開けると書類や本、ファイルがぐちゃぐちゃに入れてあり、一番上の引き出しの最も出し入れしやすい場所にギョッとする一冊の本がしまってありました。
それは、うつ病の患者が読む対策本でした。
「誰か従業員がうつ病になり、総務として知識を付けるために読んでいたのかな?」
入社2日目から残業が始まり、20時を回った頃だったと思います。
私のとなりのデスクで一緒に残業していた入社5年目 30代のA君が、どういう会社かを赤裸々に話し始めたのです。
「コンチバさんの前任の○○さんは、社長と専務、部長からのパワハラが原因で、約1年前にうつ病になって辞めたんですよ」
「うちは労基署から2度目の指導が入ったところで、これからコンチバさんは、労基署対応で忙しくなりますよ」
「まともな人間は3か月と持たずにみんな辞めていきます。残っている社員はよほど神経が図太いか、馬鹿な人間ばかりです」
家内が、「そんな会社辞めちゃいなよ」と忠告してくれたのは、この話を聞いた日の帰宅後の事でした。
結局、私は【中高年 再就職】恐怖!ほんとうにあったパワハラの話しと回避方法、に書いたパワハラを受けて、うつ病の兆候を感じたため、この会社を3か月で辞めました。
【中高年 再就職】恐怖!ほんとうにあったパワハラの話しと回避方法
以下この会社のブラックだったところです。
■タイムカードは、いったん全員19時までに押させて仕事再開
■毎月80時間以上のサービス残業
■休日出勤の時は、タイムカードを押してはいけない
■労基署からPCの起動履歴を指摘された時、自主的に出勤して勉強していたと口裏をあわせるように裏工作
■仕事があればインフルエンザでも出勤させ、部長職以上は全員外出して感染を回避
■社長・専務・部長の日替わり説教、時には2対1、3対1で自分を追い込む
厚生労働省のホームページに書かれてあることを完璧に実践している超絶なブラック企業でした。
ほんとうに辛かったです。
失業期間中とブラック企業在籍期間のどちらが辛く苦しかったと聞かれたら、こんな感じです。
失業<<<<<ブラック企業
ブラック企業を見破る3つの方法
まさか自分がブラック企業に再就職するなんて考えもしなかったので、失業期間中、「どこでも良いから早く働きたい」と思っていました。
その時の心境を書いた、【中高年】の失業は孤独と不安との戦いです、もどうぞご覧ください。
【中高年 再就職】の失業は孤独と不安との戦いです
そしてブラック企業に再就職した後も、いずれ環境に慣れるからという理由でずっと我慢して、無駄な時間を使ってしまいました。
こんな苦しくて辛い思いをする中高年を一人でも多く救うためのブラック企業を見破る方法です。
インターネットで情報収集
一番手軽にできるブラック企業を見破る方法は、やはりインターネットで検索することです。
「企業名+評判」や「企業名+ブラック」などと検索すると、
転職会議
Vorkers
といった主要企業口コミサイトにヒットします。
企業口コミサイトというのは、現職社員や転職した社員が、書き込んだ会社の情報(社風・年収・残業時間・有給休暇消化率)やその他詳細な口コミ情報(仕事のやりがい・評価制度・ワークライフバランス・福利厚生・成長性や将来性・働く環境・社長の人間性等)を見ることができるサイトです。
会社の情報は誰でも見ることができますが、口コミ情報は、サイトによって条件はやや異なるものの、だいたいは口コミ情報に書き込んだり、提携している転職エージェントや転職サイトに登録することで、すべての情報を見ることができます。
ただし、書き込みや転職サービスの登録は面倒という方は、1000円を支払えばすべての口コミ情報を見ることができます。
Vorkersというサイトで以前働いていた会社の口コミ情報をチェックしてみましたが、かなり正確でした。信ぴょう性は実に高いと思います。
すべての主要口コミサイトをチェックする必要はないと思いますが、できるだけ多くの方の口コミを見た方が情報の確実性は高くなり、安心して内定をもらった会社を再就職先として選ぶことができるのではないでしょうか。
転職・再就職活動中から活用することで、ブラック企業に応募しなくても良いので時間を無駄にすることがありません。転職・再就職活動の効率化も図ることができそうです。
ただある程度の規模の会社であれば社員数も多いため、口コミ数も充分に揃っていますが、社員数の少ない小規模の会社の口コミ数は、当然少なくなりますのでご注意下さい。
転職エージェント(人材紹介会社)から情報収集
やはり転職・再就職のプロの情報力は侮れません。
何千何万の転職や再就職をサポートしている彼らの情報量と質は確かだと思います。
転職・再就職された方々から得たデータをもとに作られたブラック企業リストみたいなデータがあるはずです。
転職エージェントに登録はしたけれど、面談をしてなくて面識がなくても、転職エージェントの担当者へこのような感じで聞いてみてはいかがでしょうか。
「独自で活動した会社に内定をもらえたのですが、ブラック企業という評判があって気になったので、この会社の情報があれば教えてもらえませんか」
という感じで聞いてみて下さい。
きっと喜んで教えてくれると思いますよ。
情報は、転職や再就職でもとても重要です。
あなたの第二の人生が順調にスタートできるかどうかがかかっています。
積極的に情報収集を行って、ブラック企業への入社を回避してください。
ハローワークの求人票から推測
ブラック企業は離職率が高いということが大きな特徴です。
入社してもすぐに退職するため、ブラック企業は常に求人票を出しています。
認定日にハローワークへ行って、求人検索をすると必ずヒットする会社に覚えありませんか?
その会社はかなり高い確率でブラック企業だと思います。
ブラック企業は人の出入りが激しいので、求人広告に予算をかけることができません。
なので、無料で求人広告が出せるハローワークや自治体が運営する就職支援センターに常に求人広告を出さざるを得ないというわけです。
ブラック企業かな?と思ったらハローワークの職員に確認してください。
ハローワークの職員もきっとあなたの将来を思って真実の情報を提供してくれるはずですよ。
まとめ
血のにじむような思いでようやく手にした内定をそう簡単に手放すわけにはいかない
あなたの気持ちは、痛いほどわかります。
でも、ちょっと待って下さい。
中高年がブラック企業に入社してしまうと、責任感とあの失業期間の苦しい体験から、
「絶対にやめられない」
という気持ちになってしまいます。
「苦しいのに辞められない」の先にはうつ病というリスクもでてきます。
私のようにパワハラを受けて、3か月という超短期間で退職するような失敗をあなたにはして欲しくありません。
ブラック企業への入社は、インターネットや転職エージェントからの情報収集で回避できると思います。
決して内定を得たからといって入社を即決することはしないで下さい。
もし、入社した会社がブラック企業と気づいたら、即退社する勇気を持つことも大切です。
我慢の先にあるのは、失業期間中とは比較にならないほどの地獄の日々かもしれません。
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