今回は、中高年 営業マンの究極の再就職であるセールスレップの仕事資格について書いていきます。

 

営業力に絶対的な自信を持っている中高年は、是非読んで下さい。

 

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中高年営業マンの究極の仕事 セールスレップとは

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 セールス・レプリゼンタティブ(Sales Representative)というのが正式な呼称です。

 

アメリカでは、営業マンのことを「Sales Rep(セールスレップ)」と言って、略して「レップ」と呼んだりします。

 

通常日本では、営業の仕事は、会社組織に属して従業員として営業活動を行いますよね。

 

ところが、個人主義の国であるアメリカの営業の仕事は、日本のように会社に属した営業マンもたくさんいますが、どの組織にも属していない個人事業主としての営業マンが主流です。

 

個人事業主として企業と営業の委託契約をするセールスレップは、アメリカでは既にワークスタイルとして確立されています。

 

アメリカでセールスレップというワークスタイルが確立された理由は、やはり国土の広さがあげられます。

 

東京・大阪・福岡・仙台・札幌といった主要都市に支店をおけば全国をカバーできる日本と違い、アメリカは国土が広く、都市も多いため、それらの各都市に支店・営業所を配置することは莫大な経費がかかります。

 

各拠点の優秀なセールスレップと契約して、営業の仕事を任せた方がよほど効率的ですからね。

 

一方日本はというと、営業の仕事は自社の社員が行うもので、セールスレップというワークスタイルや資格は、確立どころか認知さえされていない状況です。

 

まだまだ日本では定着していないセールスレップですが、普及に努めているセールスレップ協同組合という団体があります。

 

この組合が、定義している

 

「セールスレップは独立自営の事業主であり、複数メーカーの商材を取り扱い、販売先(法人、店舗)に対して、提案型の販売を行う者のこと」

 

というのが一般化しているようです。

 

この定義を読むと、セールスレップは代理店という意味合いが大きそうです。

 

日本では営業代行と言った方がピンとくる中高年が多いのかもしれません。

 

概ね遂行する仕事に変わりはありませんが、営業代行は企業が提供するサービスで企業対企業の業務委託契約であるのに対し、セールスレップは個人事業主なので、個人対企業での業務委託契約となります。

 

ただ、厳密に違いは規定されていないみたいです。

中高年営業マンの究極の再就職先 セールスレップの仕事とは

 

営業の仕事と一口に言っても業種や企業によって色々ありますよね。

 

ルート営業の仕事と新規営業の仕事や、個人向けと企業向けにも分けられます。

 

アメリカのセールスレップの場合、新規開拓からアフターフォローまで、通常営業マンが行うすべての業務を任せられるケースが一般的です。

 

ところが、日本式セールレップの仕事は、どちらかというとメーカーと販売先を結ぶ橋渡し役となる「販路コーディネーター」としての役割が強いと言われています。

 

セールレップが販売先に商品を紹介し、契約が成立すると、販売元のメーカーから報酬を受け取ることができるシステムです。

 

報酬は、業種や商品によっても大きく変わってきますし、契約が成立した段階、モノが売れた段階といった販売フェイズによって設定されているケース等様々あります。

 

契約が成立した段階でセールスレップとしての役割は終了で、このあと販売先が販売元と直接取引して、膨大な取引数量、取引額になったとしても、セールスレップには一切の報酬が入らないという契約もあれば、取引内容によってセールスレップにも販売手数料が入ってくる契約もあるみたいですね。

 

セールスレップの商流です。

 

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(出典:ジャパン・レップ・ネツトワーク)

 

セールスレップの仕事は、ただモノを販売できればOKということではありません。

 

これまで長年培った経験や知識、人脈を活かして、メーカーからの視点と販売先の双方の視点で商品や技術、販売方法を理解し、アドバイス・提案が出来ることが望まれます。

 

業界で多くの人脈があり、知識や経験も豊富で、営業力に絶対の自信を持っている中高年には、ピッタリの仕事だと思いませんか。

 

リストラ失業しても大丈夫という次の記事も読んで下さい。

【中高年 再就職】あなたの働き方改革 リストラ失業なんて怖くない
  コンチバです。 今回は、リストラ後の失業も怖くないし、不安も感じなくなるようなあなたの働き方改革について書いていきます。 目次1 リストラ 失業の不安2 あなたの働き方改革・意識改革3 ダブルワーク・トリプ・・・

セールスレップ資格認定制度は、日本セールスレップ協会が営業のプロとしての能力を認定する制度になります。

 

セールスレップ資格認定を受けるためには、販売力だけでなく、提案力、経営力、業務遂行能力、マーケティング力などの幅広い知識が要求されます。  

 

そのため、セールスレップ資格認定制度は、段階的にスキルと知識を身に付けて、ステップアップができるよう、3級(基礎)、2級(応用)、1級(実践)と段階を設けています。

【セールスレップ資格各級の基準】

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(出典:日本セールスレップ協会)

 

セールスレップ資格認定制度は、個人事業主のための資格というわけではなく、製造業、小売・卸業などの幅広い業種の営業職から、製品開発、営業開発、販売企画といった様々な職種の従事者のスキルアップとしても活用されています。

 

中高年営業マンが資格を取るメリット

セールスレップの資格を取得すると再就職を目指す中高年にとって、どんなメリットがあるのでしょうか。

 

資格各級の基準の2級以上の方は、日本セールスレップ協会が、先述したセールレップの国内普及に尽力するセールスレップ・販路コーディネーター協同組合の組合員に推薦してもらえます。

 

じゃぁ、組合員になるとどんなメリットがあるのかというと、こちらの組合は、助け合うという考え方を実践しているので、全国のセールスレップ仲間と交流、情報交換が行える風土があるみたいです。

 

また、組合員であれば誰でも、組合と提携している公的支援機関や金融機関等の推奨商材、民間推奨商材、全国の地域商材を扱うことが出来ます。

 

その他の資格を取得するメリットとしては、セールスレップスタートアップセミナーや販路コーディネートスタートアップセミナー等の各種研修、懇親会、イベントに参加できることもメリットの一つです。 

 

営業の仕事は、販売先に訪問する場合、必ず名刺をお渡しします。

 

名刺に資格名と「日本セールスレップ協会認定 セールスレップ2級」や「経済産業省認可 セールスレップ・販路コーディネーター協同組合 組合員」と入っていれば信頼度が全く違ってきます。

 

現在は個人事業主でもホームページやフェイスブックを作成して集客するのが当たり前の時代です。

 

企業と比較すると個人事業主は信頼度が低いことは仕方がないことですが、ホームページにも資格名と上記の団体名を表示できれば、その信頼度を格段にアップさせることだってできます。

 

営業力に自信のある中高年は、セールスレップの資格にチャレンジしてみてはいかがですか?







独立支援サイトも活用して仕事の幅を広げる

 

セールスレップという認定資格制度について、営業力や販売力には自信があるけど、資格までは必要ないかなぁという中高年は、独立支援サイトを活用してみましょう。

 

アントレネットやマイナビ独立といったフランチャイズの情報サイトをご覧になったことはありますか?

 

それぞれのサイトから、「代理店」と検索するとフランチャイズだけではなく、法人、個人問わず、たくさんの代理店募集の情報が掲載されています。

 

クリーニングや修理、コンビニや塾といったフランチャイズ情報しか掲載されていないと思っていた再就職を目指している営業力に自信のある中高年は、是非見に行って下さい。

 

書類選考も採用面接もせずに、かつ資格を取得することなく、あなたが求めていた理想とする営業商材を販売できるチャンスを掴む事ができるかもしれませんよ。

 

【中高年 再就職】独立して成功できそうなフランチャイズ3選もどうぞご覧ください。

【中高年 再就職】独立して成功できそうなフランチャイズ3選
コンチバです。 今回は、中高年が独立して成功できそうなフランチャイズを厳選して3つご紹介します。   中高年向けの求人が無く、独立・

まとめ

私にはセールスレップ資格認定を受けた中高年の知り合いがいます。

 

組織に属さないで、自分が売りたいと思った商品だけを売るというスタイルは、実に合理的で、セールレップ人口は確実に増えていくのではないかとのことです。

 

ただ、課題として値段を決められないことや、業務委託契約を取り交わしたとはいえ、所詮セールスレップは社外の人間になるので、肝となる情報を出してくれない販売元が多いことをあげていました。

 

日本で中高年にこの資格が定着していかない理由がこの辺りにあるのかもしれませんね。

 

営業という仕事に絶対的な自信を持っていながら再就職が決まらない中高年は、個人事業主として自分の営業力を極めることを考えてみませんか。

 

会社員としてではなく、営業のプロとして自分の可能性を信じてみてはどうでしょうか。

 

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